2020年 06月 23日
媛ちゃんが少し落ち着いてきたと思ったのに・・・ 「最近、媛ちゃんがとってもいい子なんです。ちょっと、落ち着いてきてくれたかな。。。 一番楽しんでトレーニングもしてくれてます。」 10日ほど前に濱田キーパーがそう話してくれました。 確かに、媛ちゃんのノーズシャドーが少し薄くなってる(^^) 「でも今度は、砥愛ちゃんの耳が前に折れてきちゃって・・・」 ケガの後、お部屋の中で過ごす時間が長かったこと。暑いこと。やっとお外に出たら、大好きなタイヤがなくなっていたこと。脚が痛くて思うように動けないこと。 色んなことが、小さな砥愛ちゃんの心の負担となっているみたいです。 今日、久しぶりに動物園に寄ったら、やっぱり砥愛ちゃんの耳は折れたまま。。。 脚もやっぱり少し引きずっているようです。 まだ、完全に治ってない(><) 媛お姉ちゃんとも分離されたまま・・・ ご飯は美味しそうに食べてるから、そう心配しなくても良いのかもしれませんが。。。 危なっかしいけど、やっぱり走り回ってやんちゃしている砥愛ちゃんが見たいなあ! 今日は新しい砂と真砂土を入れてもらったみたいで、砂かけばばあ遊びに興じておりました。 今日は梅雨の中休み、30℃超える暑さの中、日陰ひとつないゾウ舎で、リカお母ちゃんは流石です。 前身に水をかけた後、真砂土をバッサバッサ身体にかけて、直射日光から肌をまもっておりました! 砥愛ちゃんもお母ちゃんの真似をして、上手にできてたよん。 こどもはこうやって、遊びながら色んなことを学んでいくんですね! それにしても、リカお母ちゃんは孤児だったのに、誰から教わったんだろ。。。? これが本能というやつかしら? 身を守ること、生き抜くすべ、命をつなぐことを、その命の中にちゃんと受け継いできたのね! この命のつながりを砥部で絶やしてはいけないのです。それは、私たち人間の責任なんじゃないかなあ。。。 帰り際、砥愛ちゃんが笑顔を見せてくれて、少し安心して動物園を後にすることができました。 砥愛ちゃん!早く、心も体も元気になってくださいね。 祈ること願うことしかできないおうなさんが情けなや(><) 日除けを作りたい・・・(-_-;) 今日、子どもたちかゾウさんに食べてもらうんだって言って、サツマイモの苗植えたからね! 今は、それくらいのことしかできませぬ(´;ω;`)ウゥゥ #
by taketoriouna
| 2020-06-23 22:23
| アフリカゾウ家族
2020年 06月 08日
6月1日 砥愛ちゃんは7歳になりました。 今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、早くから中止が決まっていたものの・・・ 担当飼育員さん達は、せめてバースデーケーキだけでも作ってお祝いしてあげたいって、準備していたのに(><) 「やらかしてしまったみたいです(-_-;)」 かぐや媛でもせめて大好きなスイカをと思って、31日に特大スイカをエッサホイサとゾウ舎まで運んでいくと、 ゾウファンの方が近づいてきて教えてくれました。 「えっ!なに?何があったんですか?」 「昨日、大きなタイヤから堕ちて、脚を強打し歩くこともままならない様子だったみたいです。今日はお部屋に収容されています。」 ガーン!!!! いつか、大ケガをするんじゃないかと・・・ 「砥愛ちゃん!危ない!危ないよ~!」と、いつもヒヤヒヤもんでした。 砥愛ちゃんのお転婆ぶりは益々激しくなっていましたから。 アフくんのお墓にしきびとお花を供えて、「アフ君!どうぞ、砥愛ちゃんのケガが大事に至りませんように。お守りください。」 飼育員さんに話を聞くと 「昨日よりはだいぶ良くなっています。昨日は収容しようと呼んでも、後ろ脚が動かない状態で、時間をかけて脚をひずりながらやっとこさ部屋に入れたんです。 腰から脚にかけてかなり熱を持っている状態ですが、骨折はしていないと思います。 ご飯は食べてますから、大丈夫でしょう!」 食ははずさない。。。 やっぱり砥愛ちゃんだなあ💛 「でも、今朝、姿を確認するまで不安でした。 もし、横になったまま起き上がることができなくなっていたりしたらと考えると・・・」 ゾウは2.3時間、横になって寝てはまた立ち上がり、ご飯を食べたり遊んだりを繰り返しながら夜を過ごすんだよねえ。 ずっと同じ体勢で寝ていたら、自分の体重で内臓が圧迫され、死にいたることも・・・ 「今日、出勤して昨夜の録画を確認したんですけど、いつもは横になって寝てるのに、昨夜は鉄の柵に寄りかかりずっと立ったままで寝ていました。かなり痛かったんだと思います。 リカが柵を挟んで、砥愛に寄り添うように寝ていたんですよ。」 さすが、リカお母ちゃん。。。 また、ここでウルウルしてしまう私 「みなさんから頂いたプレゼントのスイカやメロンも、お部屋の中で美味しそうに食べているし、 今日は部屋の中を、脚を引きずりながらでも歩いているし、目に見えて良くなってきているから、安心してください。」 「ありがとうございます。砥愛ちゃんのことお願いします。これで、少しは学習してくれたかな?お転婆もほどほどになりますかね?」 「いや~!おバカはなおらないんじゃないかなあ(;^ω^)」 また、こんな危ないことも懲りずにやっちゃうの? 媛ちゃんのことも心配だけど、砥愛ちゃんのことも心配なおうなさん。 ひとまず安心して帰れそうだが、ひとつ、引っかかったことが・・・ 「ちょっと待った~!! 監視カメラがついて夜中の行動を録画できるようになったのは嬉しいけれど。次の日の確認のためだけ? 夜中に何かあったら、間に合わないじゃん。」 「夜中に担当さんだけでも『今のゾウさん』を見れるようにはできんわけ???」 ・・・・・ また、悶々としてゾウ舎を後にしたのでした。 ケガから三日目の6月2日も心配で様子を見に動物園へ! しかし、外に出ているのは媛ちゃんだけだ。 ひとりぼっちで寂しそうです。それに、荒れてる! この日は園長さんと少しお話を・・・ 「砥愛ちゃんはこんな痛い思いしたから、これで少しは女の子らしくおしとやかになりますかね?」 「変わらないでしょ!生まれ持った性格はそうは変われない。人間もそうでしょ(^^)」 懲りないヤツとはわたしのこと。。。💦 まるで、わたしのことを言われたようで(;^_^A) この日も砥愛ちゃんには会えず・・・ ケガから四日目の6月3日 あ~砥愛ちゃんだ! 君の笑顔は最高です。 やっぱりお外は楽しそう(^^) そして、階段に向かったお母ちゃん。いつもなら、スタスタとくっついていく砥愛ちゃんですが・・・ やっぱり、痛いのね(><)かわいそうに いじいじ。。。 『おかあちゃ~ん!砥愛たんはあんよが痛くて登れましぇん。お迎えにきてくだちゃい。』 『ありゃ(;'∀') 素通りでちゅか。。。』 『甘えるんじゃありません!』 お母ちゃんは冷たかった(-_-;) 実は、お母ちゃんは全てお見通しだったのです。 この後、砥愛ちゃんは一人で階段を登ってました~! 砥愛ちゃんは末っ子。 要領良くて、甘え上手で、お調子者で、愛嬌たっぷりな女の子です。 来年こそは8歳のお誕生会を盛大に開催し、みんなでお祝いしましょうね~! #
by taketoriouna
| 2020-06-08 23:02
| アフリカゾウ家族
2020年 06月 03日
媛ちゃんが辛そうで寂しそうで・・・ このところ特にそう感じるのです。 想像や推測でものを言ってはいけないと。。。 動物を擬人化してはいけないと。。。 長年、かぐや媛をやってて、そう思っていたのですが。 もう、どうにも気持ちを抑えられなくて、ブログっちゃいます! 媛ちゃんから笑顔が消えたって思ったことが今までにもありました。 1回目は、砥夢君がいなくなった時。 2回目は、アフお父さんが亡くなった時。 それでも、何日か経つとまた笑顔を見るようになっていたのに、今回はちょっと長くないですか? 表情がいつも悲しそうに見えてしまうのは、私だけでしょうか? 私が感情を移入しすぎて、思い込みで発信することはとても危険なことだけど・・・ 不快に思う人がいたら、ごめんなさい。 この子たちに感情が入り過ぎてることは自覚してます。 媛ちゃんがいつもの媛ちゃんじゃない姿を見せ始めたのは、上の放飼場に行くのに、ひとり階段を登ることができなくなった頃からでした。 お母ちゃんと砥愛ちゃんだけ上に行き、ひとり取り残されてしまったとき。 パオパオ~!と泣き叫びながら、下の運動場を走り回っていました。あんな姿を見た事なかったから、おうなさんはおどおどするだけで。。。 でも、大好きな椎名キーパーと一生懸命階段を登る練習をしてたよね。 やっと踊り場まで行けるようになった矢先の人身事故。 それまでの飼育環境が一変しました。 媛ちゃん!あなたにとって辛いことが続きましたよね。 それでも、いろんなことに耐え頑張っていた媛ちゃん。 我慢や不満が溜まり、タイヤに八つ当たりする姿を見るたびに、心が痛みました。 こんな荒々しい媛ちゃんを見たことがなかったから・・・ お客さんが横で「ゾウって怖いね!あんな力で来られたら、人間なんてひとたまりもないね。」 そんな声を聞くと、ますます辛くてその場を離れたものでした。 砥愛ちゃんにあたる姿も・・ グイグイ圧をかけたり、タイヤを砥愛ちゃんの背中に押し付け そして、お母ちゃんに叱られ、オシッコちびっちゃう媛ちゃん(><) 後ろ脚の内側がいつも白く汚れてました。 それに、最近はいつ行っても顔が青い(-_-;) お年頃だから、お化粧したい気持ちはわからなくもないですが・・・ おうなさんも18歳のころは、これでもかってくらい青いアイシャドー塗ってサーファーきどりでした(;^_^A でも、媛ちゃん! ノーズシャドー濃すぎです。 夜中ひとりになった時、ストレスをPCウォールにぶつけているんでしょ! 可愛いお顔が台無しです。 耳を折ったまま壁にズリズリしたり、頭を壁にガンガン叩きつける姿。 もう見ていられないのです。 もしあなたが人間だったら、あなたの話を聞いてあげて、少しでも心の闇を取り除く手立ても見つけることができるだろうに・・・ こんな優しい笑顔を見せてくれるのは子どもの頃だけなのでしょうか??? みんな、あなたの楽しそうな幸せそうな笑顔を見たいと願っています。 #
by taketoriouna
| 2020-06-03 16:37
| おうなの日記
2020年 04月 17日
新型コロナウィルスが感染拡大し、遂に全国に緊急事態宣言が発令されました。 こんな事が実際に起きるなんて! 世界各地から発信される映像は、街からは人が姿を消し壮絶な医療現場の様子、まさに昔見た映画そのもの。 動物園が休園になっていることはとても残念だけど、動物にも感染するコロナウィルス、ましてや動物との信頼関係を必要とする飼育員さんの代わりはいませんから、 動物園を休園にするのは当然ですよね。 でも、会えないとなるとますます会いたい気持ちがつのるのは私だけでしょうか(´;ω;`)ウゥゥ 人々が不安になる中、休園中の動物園から発信される動物の動画にみなさんが癒されていると知って、おうなさんも少しと思いまして、癒される可愛い画像を・・・ とべ動物園と言えば「しろくまピース」 なんともいえないこの表情、可愛すぎです。 ピースの優しい瞳に癒されてください。 お顔が可愛い代表と言えばレッサーパンダ おうなさんは個体識別ができませんが、いつも仲良しのふたり どーみても、バトルってるカンガルー この戦いは激しかった(;^_^A 寒い日のサル山では必ず見るこの光景 「サル団子」 みんなでくっついてたら、あったまるよね(^^) アフリカゾウは外せません。 媛ちゃん!いつもカワイイよ💛 スイカに目がない砥愛ちゃん 昔の写真を探し出してみました。 見よ!この嬉しそうな顔 飼育員さんと生きものたちの姿にも癒されます。 ふと立ち止まってシャッターを切りたくなる瞬間です。 飼育員さんが生きものたちを見る目、生きものたちが飼育員さんを見る目、お互いの心が通じ合ってるなあと感じる瞬間。 #
by taketoriouna
| 2020-04-17 15:42
| おうなの日記
2019年 12月 19日
COP25も終わり、地球温暖化対策に後ろ向きな国として日本は国際環境NGOから「化石賞」を受賞したみたいですが・・・ 温暖化の影響でこれだけ毎年甚大な被害が出ている日本なのにね。 3月の入院中に見たドキュメンタリー映画「地球が壊れる前に」を思い出す。 「私たちにできることは、どのように暮らし、何を消費し、社会とどう関わり、誰に投票するかだ」って言っていた気がする。 政治の力は大きいんだろうけど・・・ かぐや媛は愛媛の動物園から発信です。動物園だからこそ、伝わるものがあるって思っているんですけど。。。 楽しみながら学びのあるイベントをしたいかぐや媛のコンセプトにぴったりの「第4回 君は地球をまもる木工屋さん」を12月1日に開催しました。 こんなに大掛かりにやらなくてもいいから、年に何回もやりたいイベントなんですけどね。 でも、募集しても定員の半分も集まらない(;^_^A この日も半分以上は当日参加の親子さんでした。(;´д`)トホホ とにかく、今地球上で動物たちがどれほど辛い目にあっているのか、現実を知ってもらいたい。 そして、思いやる優しい気持ちをもって、行動を変えていってくれたらいいなあと、おうなさんはいつも思っています。 木工体験は楽しいし、自分の作品が動物園に残ることは嬉しいし、でも、一番心に残してほしいのは環境の話なんです。 木工がやりたくて当日参加した人たちに、こんな環境問題の話を聞かせるのはどんなかなあと心配したけど、親御さんも子どもも真剣に聞いてくれてました。 地球温暖化で人間だけじゃなく地球に暮らす生きものたちは命の危機に迫られている。 ニュースで度々流れた、オーストラリアの森林火災で全身火傷をしたコアラが逃げ惑う姿の映像が、この時脳裏に焼き付いていて・・・ 森林火災で多くの命が奪われていること、そしてホッキョクグマたちのこと、 アフリカでは干ばつで餓死してしまったアフリカゾウのことなど、知ってもらいたいことがいっぱい。 間伐して森を元気にするとどんなにいいことがあるのか! 元気な木は温暖化の敵の二酸化炭素をいっぱい吸ってくれるだよ~!と声を大にして。。。 森林を元気にして、木を使うことは地球をまもることにつながる。生きものの命を救えるかもしれないって子どもたちに伝えたんです。 「かぐや媛のやっていることって、結局、おうなさんの自己満足のために周りを巻き込んでやっている」って言われたことがあって・・・ 確かになあ。。。 スタッフってそれほどゾウが好きなわけでも、環境問題に立ち向かいたいわけでも、ゾウのためにとか動物園のために何かしたいって思っているわけでもないもんなあ。。。。 ここで環境の話をすることも、結局は私が満足してるだけかなあと思ったけど。 ひとりのお母さんの感想を紹介しまーす。 このような感想をいただいて、本当に嬉しかったです。で、また来年もイベントやるかなあと思ってしまった私。 スタッフはまた来年も巻き込まれてくれるか・・・(;^ω^) 「連日、住宅地などへ出没するクマやイノシシのニュースを目にします。山の環境が大きく変わっているのだろうなと感じていました。今回のイベントのように子どもたちと一緒に環境問題に取り組める場はとても大切だと思います。動物の側でできるというのも良いですね!」 ありがとうございました。おうなさん、またやる気がでました。 親子でものづくりは絶対楽しいと思う! パパも子どものために大汗かいて頑張ってました(^^) おじさん達は間伐材でできたテーブルベンチの組み立てです。 今年も個性豊かな木製プレートが出来上がり テーブルに埋め込み作業 参加者のみなさん! ありがとうございました。 また、素敵なテーブルとベンチが出来上がり、動物園さんで使ってもらいます。 「今回は木材を使って地球を守りました。」 木製品は廃棄して燃やさない限り、炭素は木の中で固定されたままなんですって!大気中の二酸化炭素を固定しているのと同等なんですよ。 長~く使ってくださいね。 #
by taketoriouna
| 2019-12-19 12:16
| かぐや媛
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