人気ブログランキング |

いきものがたり

ounanoomoi.exblog.jp
ブログトップ
2018年 08月 20日

別に猫の恩返しを期待しているわけじゃないのになあ

ブッちゃんという瀕死状態だった迷い猫が我が家にいたのは、去年の今ごろだった。
ブッちゃんは新しい飼い主さんのところで、今も幸せに暮している。

e0272869_16454142.jpg

つい先日の8月14日、世間はお仕事も学校もお休みの人が多く、朝6時代といったら、外はまだ静か。
気づけば、テーブルの上に旦那さんの携帯が・・・(-_-;)
忘れて仕事行っちゃったー!
普段であれば、スッピン、髪ボサボサのおうなさんが届けようなんて思いもしないのに・・・
なぜか、その日は、持って行こうと車を走らせたのでございます。

歩いている旦さんを見つけ、「携帯忘れてるよ~」と追い越し際に叫んで止まったのに、旦さんが走り寄って来ないと思ったら、何か車の後ろでゴソゴソやってる。
降りてみると、車の後ろ下部から、5メートル程の紐を垂らしながら走ってきたみたい。
紐を引っ張っても外れない。
しかたなく、紐をトランクに投げ入れて、おうちまで帰って来た。

e0272869_16201945.jpg

一日、そのことはすっかり忘れていたおうなさん。
仕事終わって帰ってきた旦那さんの顔を見て思い出し
「車の紐、なんだろうねえ?外さなきゃ!」
「車屋さんに持って行ったら?」
「お盆休みだから無理」
「車に乗らないなら、休み明けに持っていったらいいじゃん。」
「だって、あんな変な紐、気になる!外してよ!」
「疲れてるし、蚊がいるから、勘弁してくれよ。」
なんて、夫婦の会話があった後、ふたりして、紐を取り外しに駐車場に行った。

紐をたぐり、引っかかってる根元に手を伸ばす旦さん。
「ギャー!毛みたいなものに触った!」
「え~!猫?犬? 今日一日、炎天下の車の中にいるんだよ、死んじゃってるよ。どーしよう。。。」
「動いた!たぶん猫だと思う。でも、引っかかって出て来ない。」
「うんともすんとも、鳴かないよ。きっと弱ってるんだよ。」

最後の手段。お盆休みなのは知ってたけど、車屋さんの社長に電話。生きものがいるとわかったら、猶予はない。
ありがとう。アイシン自動車さん(ゾウの募金箱も置いてくださってるんです。)
バンパーのカバーを外して、猫ちゃんの救出。

e0272869_21424356.jpg

「なんで、こんなところに入ったのよ~」
「いっぱい、駐車場には車があったのに、なんでこの車に入ったの~?」
わたしって、よっぽど動物に縁があるんかいな?

e0272869_16492234.jpg

「怖かったねえ。早く出ておいで」
首輪にリードを二本つなげて、その先に荷造り用の紐までつけたロシアンブルーっぽい子が出てきた。

e0272869_16500073.jpg


無事で良かった。尊い小さな命が救われた。
救われたものの、うちに連れて帰ることもできず(-_-;)
ブッちゃんの里親を見つけてくれた会員のHさんの家で預かってもらうことに。


e0272869_16525872.jpg

ブッちゃんと同じで「ニャー」とも鳴かない、キャットフードも食べない、水しか飲まない、随分痩せてるみたいだし・・・
Hさんは随分心配して、病院にまで連れてってくれた。
ノミと耳ダニを駆除して栄養剤まで打ってもらったらしい。
ホントに迷惑かけてしまった!

やっと見つかった飼い主のおばさん。17日19時、近くのスーパーで引き渡し。私も飼い主さんと会いたいから同行。
75歳くらいのおばさんが待っていた。
キャリ―用バスケットの中にいた子が、おばさんの声を聴いて、「ニャー」と初めて鳴いた。

聞くところによると、ゴミ収集所に捨ててあった子なんだそうだ(><)
家の中で飼ってるからストレス溜まってると思い、長いリードをつけて時々散歩させているらしい。で、いなくなったんだとか!


e0272869_17321878.jpg
「キャットフードを全然食べないんです。」
Hさんが言うと、おばさんは
「うちの子は竹輪が好きなんよ。」
まじで~!今どき、昭和な飼い方してるこのおばさん。

猫ちゃん!大丈夫なんかなあ。。。 


「最後にもう一度抱っこさせてもらっていいですか?」
「幸せに暮すんだよ。もう逃げたりしちゃいけないよ。」

e0272869_18183924.jpg

「ちーちゃん」おばさんが呼ぶと、甘えた声で「ニャー」とまた鳴いた。
きっとこの子は幸せなのだ。
一度は人間によって捨てられた命。このおばさんが見つけてくれなかったら、きっとその命の灯は消えていたに違いない。
ゴミの中から拾われて、ご飯と安心できる寝床をもらって、可愛がってもらっているこの子は幸せなんだろう。

Hさんは行政でその関係の仕事もしていた人だし、保健所に送られそうな猫を二匹も引き取って飼っている人だ。
「このキャットフードあげますから、できたらこんなご飯にしてやってください。それから調子悪そうな時は、病院にも連れて行ってやってくださいね。このノミ駆除のお薬も差し上げますから。。。」
さすがだ! 
命あるものを人間が飼ういじょう、最低限のことはしてあげて欲しい。

いつもの場所なのだろう。
自転車の前籠にちょこんと座って、おばさんと帰っていった。

e0272869_18205224.jpg



by taketoriouna | 2018-08-20 21:36 | おうなの日記 | Comments(2)
Commented by y-hato at 2018-08-27 23:31
本当に良かったです‼️おうなさんの車に乗り込んだのは、「この子を助けてやって。」という神様からのお願いだったんですよ。
Commented by taketoriouna at 2018-08-29 00:13
> y-hatoさん
ホントに色んな奇跡が重なって、あの子は助かったんです。やはり神さまが守ってくれてたように思うんだよね。
朝の車が走ってない時間だったのが良かったし、5メートルのリード紐を垂らしながら2キロ近くも走ってるんだもの。どこかに引っ掛けてたら、あの子の首は締まり死んでいたと思うと恐ろしくなります。
そして、hatoさんが的確迅速な対応をとってくれたこと。ご主人さんも猫好きだったこと。自動車屋さんが助け出してくれたこと。みなさんのお蔭です。感謝です。


<< 砥愛ちゃんも濱田キーパーも頑張...      砥愛ちゃんのお耳 >>