アフ君に捧ぐ

動物園に何百といる命は毎月何頭か、その命が消えていっている。
昨日まで元気だった子が・・・  ・・・
この世に生を受けたばかりの子が・・・
知らないだけで今この時もどこかで命が消えていっている。

いのちの時間はいつかは終わる。

沖縄こどもの国の仔ゾウ琉美ちゃんのように、あまりにも短い子もいれば、井の頭のはな子さんのように長生きしてくれる子もいる。
飼育員さんは、朝出勤して獣舎の扉を開け元気な姿を見て、ホッとするって言っておられた。

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アフ君が亡くなったと知ったのは、会員さんからの電話だった! あまりにも突然すぎる命の終わりだった。
「知ってますか?アフ君が亡くなったって夕方のニュースで言ってます。」
私は電話を握り締め崩れ落ちた。「なんで?そんなの嘘よ! なんで、そんなことが・・・」
オオカミの遠吠えかというくらいウォーイオイ泣き叫んでいた。

しばらくして電話が鳴り、動物園の園長さんからだった。
『すでに知っているとは思うが、アフが逝ってしまった。あんなにも応援してくれていたのに、助けることができなくて・・・
守ることができなくて・・・  申し訳ない。』
そのようなことを、私におっしゃった。
あの日からもう2年の時が過ぎ、
やっと、アフ君のことを絵本にすることができた。


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井の頭のはな子さんに比べたら、アフ君はいのちの時間が短いゾウだった。
いのちの時間 その子のいのちの時間がどれくらいあるのかなんてわからない。
自分に与えられたいのちの時間だってあとどのくらいあるのかなんてわからない。


アフ君の死を通して伝えたいことを・・・
残された家族のことを・・・
アフ君の命の軌跡を・・・
皆さんに知って欲しいアフリカゾウのことを・・・


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子どもにも読んで欲しい絵本だから、最小限の文の中で、精一杯の思いを伝えたつもり。

何度も何度も書き換え、今回はイラストも何度も何度も描き換えて、やっとこさ最終校正が終わり、印刷製本に取り掛かってもらっている。
佐川印刷の担当者の方々には無理をいっぱいきいてもらったり、細かい訂正を加えてもらったり、本当にお世話になった。ありがとうございました。
社長(同級生)も何度も社に出向き話をしている私を見かけるたびに声をかけてくれ、ありがとうね!佐川くん。

イラストを描くのに写真を提供してもらった矢野さんと中岡さんにも本当に感謝です。ありがとうございました。
文章を添削してくれたN先生、いつもありがとう。

いよいよ出来上がる。
6月1日発売 砥愛ちゃんの5歳のお誕生日だ。

おうなさんは、この裏表紙の感じが大好きなんだけど。。。
Ⅰがリカお母さんと砥夢君、Ⅱが砥愛ちゃん、Ⅲが媛ちゃんと砥夢くん、そしてⅣは当然アフお父さんだ。


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アフ君!あなたのことを・・・  
短いゾウ生だったけど、精一杯生き抜いたあなたのことを・・・
優しかったゾウのお父さんのことを・・・ 
そして、深い絆で結ばれたあなたの家族を描いた絵本がもうすぐ出来上がります。







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by taketoriouna | 2018-05-27 23:25 | おうなの日記 | Comments(0)
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