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いきものがたり

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2016年 12月 19日

こどもたちに伝わっているんだ!

かぐや媛のイベントは
楽しい中に必ず学びや気づきがある内容に。。。ということをいつも心がけています。
子どもたちが大好きな動物園
そこには生きた命があり、その命を守ること、繋いでいくことに一生懸命にお世話をしている飼育員さんや獣医さんがいらっしゃいます。


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その命から何を伝えるのか。。。   
子どもたちには知って欲しいこと、気づいて欲しいことがいっぱいあるんです。
野生動物がここにいてくれている理由 
ただ人間を楽しませてくれるだけじゃない。

動物園の動物から命は尊くはかないものだと知って欲しい。
豊かさを追い求める人間の生活の影で、野生動物たちが悲しい思いをしていることを知って欲しい。
他の命を思いやれる優しい子どもになって欲しい。
そして、なにかできることで、子どもたちと一緒に自然にお返しがしたい。
飼育員さんや獣医さんのお仕事を知って、動物が大好きな子どもたちの中から飼育員や獣医になりたいという夢を持ってくれたらいいな~と思ったり。

おうなさんは欲張りだから、イベントを通して色んなことを期待してしまうのです。


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先週の竹取物語には二組の親子さんが参加してくださいました。
子どもたちの年齢から、今回は何をするべと考え準備するんです。
絵本の読み聞かせをしたり、紙芝居を用意したり、ゾウさん〇×クイズをしたり
楽しみながら、そこに気づきがあり感じることがあるように。。。

3歳から10歳までの子どもたち5人。 
5歳の初参加の男の子はNHKの番組「アフリカゾウの家族をつくる 28年の記録」を見て、アフリカゾウと椎名キーパーが大好きになったみたい。
6歳と8歳の姉弟は2度目の参加の子達でした。

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ゾウさんのために、大好きなゾウさんに食べてもらうために、小っちゃい子もノコギリを手に一生懸命に枝を切ってるんです。

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「この竹を伐ってくれるかなー。狭いところに竹が何本も生えてたら、栄養が足りなくて大きく太く育たないの。
だから、ぎゅうぎゅうにならないように伐ってあげるほうがいいんだよ。それが、山のためにもなるの。」
「なんで山のためなの~?」
「竹を伐ってあげてお日様の光が地面に届くようになると、いろいろな草が生えてきて、冬にその草が枯れると山の栄養になるの。
春にはまた草が生えて、ミミズや虫たちの棲む場所もできて、カエルや小鳥たちの食べ物もできて、元気な筍もいっぱい生えてくるからね。いいこといっぱいなんだよ。」
「はい!」
おうなさんの説明でわかったのかどうかは・・(;^ω^)


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パパと一緒に竹を伐って、エッサエッサと運ぶこの後ろ姿の可愛いこと。。
思わずシャッターをきってしまいました(^^)

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8歳の女の子   「ひとりで伐れる!」 腰も入ってて、ノコギリの使い方もバッチリ💛

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こうやって1時間半で集めた竹をゾウ舎に運ぶんです。
自分で採った竹をゾウ舎に運ぶ時って、子どもたちはどんな気持ちなんだろう。。。って
きっと、楽しいし嬉しいよね。 ゾウさんは喜んで食べてくれるのかな~とドキドキしているのかもね。


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テレビで見たゾウの飼育員さん
「子どもが何度も何度も、あの番組を繰り返し見ているんです。」って、お母さんが言ってたボクは少し緊張気味。

椎名キーパーのお話も一生懸命に聞いて

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いよいよ、ゾウさんのところに

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竹をゾウさんに食べてもらって、子どもたちはご満悦

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この日はテレビの取材が入ってて、子どもたちは質問も受けていたから、もしかしたらテレビに出ちゃうかもネ。

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今回はゾウさん〇×クイズで、ゾウさんのことをいっぱい知ってもらいました(*^^)v
パパがわざと間違えたりして、子どもたちは大喜びでした。 こんなパパいいね~!

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最後の最後に
8月に参加されて再度来ていただいたお母さんから
「うちは○○○から、ポテトチップス禁止令が出ているんです。洗剤も高級なものに替えさせられたんです。」


感動でまた泣いちゃいそうなくらい嬉しかった!
実は、8月の竹取物語の時、「ゾウの森とポテトチップス」っていう写真絵本を見ながらお話をしたんです。

「ボルネオ島では、人間が熱帯雨林を伐採してアブラヤシの畑にしちゃったことで、ゾウやオランウータンたち、色んな野生動物が棲むところがなくなり食べるものが無くなっていってます。
これは遠い国のお話じゃないんだよ。私たち日本人も深く関係しているんです。
みんなが食べてるポテトチップスやドーナツ、洗剤にそのアブラヤシから採れた油が使われているの。
私たちの暮らしの影で苦しんでいる動物がいることを知ったら、食べものを残したり、モノを無駄にしてはいけないよね。ってお話したように思います。」


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かぐや媛のイベントに参加してくれた子どもたちの心の中に、なにかひとつでも残すことができたら。。。
自然を大切にして、動物のことを思いやれる優しい気持ちを持ってくれる子どもが増えることを願っています。








by taketoriouna | 2016-12-19 01:07 | 竹取物語


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