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いきものがたり

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2015年 01月 01日

2014年も・・・ そして、2015年も

2014年は、本当にあっという間に終わった感じです。
1月2日からの動物園アンケート調査に始まり、愛大社会人講座の研究レポート。


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かぐや媛の活動と関係あるの??? ないじゃない。との声もありましたが・・・
いやいや、1000人の利用者のサンプルは、今後の活動に大いに役に立つんです。
利用者の動物園に対する意識。何を目的に動物園に来てるのか!
アフリカゾウ家族のことはどれくらいの人に知ってもらっているのか!
利用者は動物園に何を期待し何に不満を感じているのか! などなど。
まだ、活用はあまりできてないんですけどね。 これから、ぼちぼちと・・・


動物園の2015年はどんな年になるんでしょうかね~
アフリカゾウ家族はどんな一年になるんでしょうかね~

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かぐや媛は、お客様の声も大切にしながら動物園にご協力いただいていろんなことやっていきたいかな~と思っております。


おうなさんが子どもの頃の動物園と今の動物園では大きく変わりました。
当時、動物は狭い檻の中に入れられた見世物だったんです。動物園は、遊園地でもありました。
40年50年の時の経過とともに、動物園はその役割が大きく変わってきました。
21世紀の動物園や水族館は希少動物を保存し環境教育を行う自然保護センターであると位置づけされたのです。


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私自身、3年前まで動物園は子ども向けの娯楽施設、子どもの情操教育ためには必要なところとくらいしか思っていませんでしたから。
未だに、私と同じように思っている人は多いんじゃないかな~

現代の動物園は野生動物の保全ー種の保存と環境教育に力を入れなきゃいけなくなってきているんです!
それをしながら、県民のレクレーションの場、憩いの場にもならなきゃいけないし、自然保護活動もしなきゃいけないし、
利用者からは、動物園が子どもたちの命の教育の場になることが期待されているんだから、大変です。

以前のおうなみたいに動物園に関心が無い世代の人たちにも、動物園の役割、動物園の存在意義についてもっと知ってもらわないといけないですよね。


先日、おうなの幼馴染みで、この歳になってもず~っと今でも時々、話を聞いてもらったり相談事を持ちかけている友達を訪ねたんですけれど。。
彼の仕事は全国いろんなところ、それも人里離れた山奥とかに入って野生動物の調査をしています。
今となっては、ホントに不思議。身近にこんな人が居るなんて・・・なかなかこんな職種の人いないでしょ(^-^;

いきなり、これ出たよ!と見せられた分厚い本。愛媛県が発行したレッドデータブックです。


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レッドデータ掲載種1773種 専門の人たちが、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたものです。 
彼はこの愛媛のレッドデータブックの哺乳類を担当し調査執筆している本人。
どうせなら、アフリカゾウも入れといて欲しかった(^0^)   まっ!それは冗談ですが・・・

日本の動物園も、このままでは何年後にどの種が動物園から消えてしまう可能性があるのかリストをまとめていないのかしら?
そして、動物園に来た人たちに、それを知ってもらうことも必要なんじゃないかな~。。。


アフリカゾウは農地を荒らされた原住民にとっては、日本で農作物を荒らすイノシシやシカと同じ。
絶滅危惧種かどうかの大きな違いはありますが。
イノシシだってシカだって、昔は人間との棲み分けができていたそうです。

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それなのに、
野生生物の棲息地の破壊や減少、耕作放棄地や植林放置林の増加、外来生物による生態系への影響など。
イノシシやシカが悪いわけじゃない。

レッドデータブックのはじめにのページに
『グローバルな視座から俯瞰すると、人類は科学力により寿命を延ばし、資源を活用して物をつくり、より快適な生活を求めて自然を改変し、「自然の均衡」を破壊してきました。
それ故、現在のわたしたちには「自然の摂理」を最大限に尊重する義務と責任のあることを自覚し、望ましい地球の姿に近づくための「ヒトの英知と行動」が求められています。』って、書いてありました。

お~っ!素晴らしいコメントです。

自然に対して、人間のせいで絶滅に瀕している野生動物に対して、人間は行動を起こさないといけないのよね~。
自然の摂理とは・・・ 
自分が生きるためにだけ他の命をいただくということ。植物はお互いに助け合いながら生息し、多様な植物がある豊かな森は昆虫を生かし、
その昆虫を食べる小動物がいて鳥がいて、またそれらを捕食する動物が暮らす、命のつながり自然界の営み。
自然の摂理を最大限に尊重する義務と責任。

贅沢品(象牙)のためにゾウを乱獲するなんてことは許されることではないのです。


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愛媛県の県獣、とべ動物園のシンボルマークになっている二ホンカワウソはレッドデータブック上では絶滅危惧種ですが、環境省は2012年絶滅種に指定しました。
二ホンカワウソはその昔、毛皮のためにアフリカゾウと同じように人間の欲の標的になって乱獲され、そして、いなくなってしまったのです。
今、15秒に1頭が殺されているアフリカゾウ。どうすれば、あなたたちを守ってあげることができるのでしょうか?
何もできないおうなさんは、とべのアフリカゾウ家族のために行動を起こすことしかできないのです。


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だから、2015年も
今、野生動物が置かれている状況、絶滅が危惧されている動物のこと、
人間がその原因を作ってしまったこと、
だからこそ、自分にできることで他の命に対して優しい思いやりの行動を起こしてくださいって、言い続けるつもりです。

これまで出会わせていただいた皆さん、かぐや媛を応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
2015年もかぐや媛をよろしくお願いいたします。
そして、とべのアフリカゾウ家族を一緒に支えてくださいね。

2015年が希望に溢れた素晴らしい年になりますように。。。


by taketoriouna | 2015-01-01 00:01 | おうなの日記


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