飼育員さんにインタビュー (情報誌マルキーズ2018夏号掲載)

アフリカゾウ家族の近況

4月から新しい体制でスタートしたゾウ班。椎名キーパーも三年ぶりに現場復帰され、新しくゾウ担当になった濱田キーパーの指導をされています。

今回は椎名キーパーと新米濱田キーパーにお話をうかがいました。

Q現場に入られるのは3年ぶりとお聞きしましたが、椎名キーパーが現場に戻られて、ゾウさんたちの様子はどうでしたか?

この三年、若い飼育員たちに現場の仕事はほとんど任せて、私はお手伝いという形でしか関わっていなかったのですが、
この春から、飼育課長という立場はそのままで現場にも入り、また、新しくゾウ担当になった濱田キーパーのサポートと指導に当たっています。

現場を離れていた3年の間もゾウたちとは顔を合わせてはいたので、私がゾウの中で現場作業をしていても、彼女たちにそう大きな変化はなかったですね。
リカさんや媛ちゃんとは一緒にいた年月が長いので、3年のブランクがあっても私を受け入れてくれていると感じました。
砥愛ちゃんはというと、指示に従わなかったり拒んだりする様子が最初少し見られましたが、最近は素直に指示に従ってくれています。

砥愛ちゃんは、媛ちゃんとは違ってリカさんが育てた子ですから、野性味溢れた活発さがあって当然なんですが、活発というよりお転婆過ぎる、
それに、我がままぶりが増してきたように思います。動物園のゾウとしての認識ができていないというか・・・()
媛ちゃんの年になると成長がゆっくりになるのですが、砥愛ちゃんの年の頃は成長が早いだけに、体と心を形成していく上で、とても大事な時期でもあります。
成長の段階で我がままになってしまうと、ずっと我がままになってしまうので、今のうちの矯正が少しだけ必要になってくるでしょうね。

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Q濱田キーパーが砥愛ちゃんのトレーニングをしている時、椎名キーパーが砥愛ちゃんを叱っているところを見ました。
椎名キーパーがあんなに叱るところを見たことがなかったものですから、ちょっとびっくりしました。

ゾウと向き合っている時は、いつも真剣です。こちらが真剣だから、あの子たちにも響くのです。砥愛ちゃんはテンションが上がると、
キーパーにちょっかいを出すようなところがあって、命の危険と隣り合わせにいるキーパーの安全を図るためにも、叱るときは厳しく叱らないと・・・。

Qはい、確かに叱られた後、砥愛ちゃんは真面目にトレーニングを受けていました。
ところで、最近よく、濱田キーパーと一緒にパドックに入っていらっしゃいますね。

濱田キーパーは柵越しにお世話をすることはあったので、ゾウたちも彼の顔は覚えてくれていると思うのですが、
柵を介さない状態での作業を一人ですることはまだ危険ですから。私がそこにいるだけで、彼もゾウたちも安心してくれているはずです。

また、ひとりに一部屋が割り当てられてから、この部屋は自分のもの、自分のエリア、テリトリーという意識が強く、部屋の中では強気になったり、
人間に入られることを嫌がったりするようなところが見受けられるんです。
特に媛ちゃんは濱田キーパーが入ろうとすると威嚇するような態度をとったりしています。

ゾウたちは、この人の命令はきく、きかないってところがあります。
自分に対する接し方など、その人を見ています。その人がもっているものというか、相性もあります。
ゾウとの関係性はそうすぐに築けるものではないですから、濱田キーパーには、これからしばらくは、私と一緒にゾウの作業を続けながら、
ゾウとの距離を少しずつ縮めていってくれたらいいのかなと思っています。
経験を積みながら、身体と頭で覚えていって欲しいですね。

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Q椎名キーパー、ありがとうございました。

それでは、ここからは濱田キーパーにお話をうかがいたいと思います。

ゾウさん担当になって三カ月近くになると思いますが、ゾウさんたちの中に入っての作業には慣れてきましたか?

今までも柵越しにはコミュニケーションをとってきていたのですが、やはり柵を介さない状態でゾウの中に入ることは、かなり緊張がありました。
ゾウの方も緊張していたと思います。

「見慣れない人が来たわ!」とばかりに鼻であちこち隅々まで調べてきたり、もみくちゃにされたり、プレッシャーをかけられたりしました。
砥愛はぐいぐい押して力比べしてくるし、媛も上から覆い被さってきますしね。最近やっと落ち着いてきたかなという感じです。

ゾウに囲まれると怖かったですが、怖いという感じを見せてはいけない、逃げてはいけないとそれだけは思っていたんです。
2ヵ月を過ぎた頃からやっと、僕がゾウの中にいるのが当たり前と、ゾウたちも少しだけ思ってくれてきたのかなって感じます。


Qホースで掃除をしている時、子どもたちがやたらと絡んでいますよね。

この人はちょっかいを出したら、どんな反応をする人なのかな?とか、きっと、試しているんだと思います。

見ていてわかると思いますが、僕がホースで掃除をしていると、砥愛はわざと絡んできているでしょ。

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「止めて!止めて!」って片方の手で鼻を押さえながら、水撒きしています。水撒きの邪魔をされるから、水が跳ね返って自分の服はいつもびしょびしょです。
濡れるのは嫌だけど、砥愛にとっては遊びなんでしょうから、そうしながら、ゾウが自分に慣れてくれるのなら、それもいいかなと思っているんです。
今は毎日、着替えを持ってきています()


Qベテラン飼育員の椎名さんを傍で見ていて、ゾウさんとの接し方など、なにか気づいたことや感じたことはありますか?

椎名さんを傍で見させてもらって感じることは、本当にゾウに対して凄い愛情があるんだなと、改めて感じました。

どの子も決して置いてきぼりにしていない。
全てのゾウを同時に見ている。
たとえば、砥愛のトレーニングをしている時も、媛やリカをちゃんと見ているし、エサを多めに与えて退屈させないよう気配りされているんです。
優しいだけじゃない、厳しく叱るときもあります。でも、叱って終わりじゃない、その後のフォローをしっかりやられています。

ゾウたちが椎名さんを信頼しているのもわかります。まるで、椎名さんを四頭目のゾウのように思っているのかなあ()
自分も早くそうなれればいいのですが、そのためには、一緒にいる時間をもっともっと持たないといけないことはわかっています。
そして、精一杯の愛情を持って接していくことも・・・。ただ、まだ今はいっぱいいっぱいで、とにかくゾウに嫌われないようにと思いながら行動しています。

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Qゾウの飼育員としてこれからどうしていきたいとか、なにか考えられていることはありますか?

 今は椎名さんが一緒にいてくれるから安心してゾウの中にも入ることができますが、まだ一人では何もできない状態ですから、
まずは早く一人で作業ができるようになりたいですね。   
そのためには、ゾウたちに信頼してもらわなければなりません。
特に媛は少し難しいところがあって、寝室に入る時、自分に対して、ここは私の場所なのよ、知らない人は来ないで!って、感じです。
椎名さんが大丈夫、大丈夫って媛の前足を撫でて落ち着かせてくれるんですが。目が怒っているのがわかるんです。

これから、飼育方法の見直しがされていくのでしょうけど、準間接飼育になるにしても、直接飼育を続けるにしても、
自分たち飼育員がゾウたちの精神的支えにならないと、あの子たちは幸せに暮らせないと思っているんです。
直接飼育ができている今のうちに、少しでもゾウの中に入って良い関係を築いていきたいですね。

そして、ゾウたちを少しでもストレスがない状態にしてあげたいですよね。
ゾウにとってストレスは排卵を止めてしまうこともあり、繁殖活動に影響します。
椎名さんがゾウの中に入って仲間として接してストレスフリーな状態でゾウを飼育してきたことは、とべが繁殖に成功してきた一つの要因だと思うんです。
自分たちはゾウの幸せのためにも、それを受け継いでいかなきゃいけないと思っています。そして、椎名さんの知識は凄いんです。
自分も知識を深め、これから経験を積んでいきたいですね。

(取材・文 山岡ヒロミ)



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# by taketoriouna | 2018-09-14 09:15 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

わたしと動物園

とべ動物園が開園30周年を迎えています。
色んな記念事業が行われる中で、先日、記念講演第二回が開催されました。

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おうなさんも出演 。。。 まさか、こんな日が来るなんて(;^ω^) 
動物園さん、ありがとうございます。

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動物園ができて30年かあ。
今は月に5回以上は動物園に行ってるけど、
30年前何やってたんだろ?

1987年10月28日 道後動物園からとべ動物園に動物大移動が決行された。
昭和62年10月といったら、おうなさんも宇和島から松山に大移動。
25歳までに転職しなきゃと思って、10月1日付で、松山の会社の中途採用で拾ってもらい、松山で生活を始めたばかりの時だったんだ!
仕事を覚えることに必死、会社に慣れることに精一杯で、世間でそんな一大行事があったことすら記憶にないざんす。

アフくんとリカさんはこの時はまだアフリカ。 生まれたばかりだったのだろうか。。。
いろんなことを想像してしまう。

1988年4月1日 とべ動物園開園
動物園 愛媛では定番のデートスポットでもあるはずなんだろうけど、一度も行ったことがないおうなさん。
マジで動物にも動物園にも興味なかったんだよね(><)


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23年の歳月が流れ、とべ動物園に足を踏み入れたおうなさん。
いったい何があったというの・・・

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知ってしまったら、じっとしていられなかった。 黙っていられなかった。
「ゾウさーん♡」と見ているこのゾウたちの向こうに、どんな命のドラマがあるのか!
この子たちの故郷のアフリカではどんなことが起こっているのか、その現状を知って欲しい。
ここから、おうなさんの戦い? いやいや、かぐや媛としての活動が始まるわけです。

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まあ、この7年間にこんなこともあんなこともと動物園さんにお願いして、協力をしていただきながらやってきた。
駆け足どころか猛ダッシュでやってきた7年。
今回は、振り返るのにいい機会でした。 
過ぎたことは忘れる、後ろは見ない性格のわたし。 立ち止まることも苦手ときている。

そんなわたしですが、この場でお話させてもらう原稿を考えながら、色いろと思うことはありましたがな(;^ω^)
そして、とべ動物園だったからこそ、なんの実績もない外部団体を受け入れてくださり活動させていただいてるんだと、柄にもなく謙虚な気持ちが湧いてきまして、
感謝の気持ちでいっぱいになったのでございます。


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今回、市民ZOOの永井さんのお話や参加者の方の感想を読ませてもらって
動物園とボランティアの関係、ボランティアの立ち位置、かぐや媛の関わり方、また、少し考えてみなきゃなあと思ったのであります。
で、1週間後大阪に飛んだわたし。

「アフリカゾウの涙」さんが主宰する「10年後もアフリカゾウのいる世界を守りたい」のイベントに参加。


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かぐや媛関西支部大集結。 と言ってもおうなさん含め4人ですが💦
講演会の時、椎名キーパーが司会をされていたのですが。 最後にかぐや媛のことを言う時に、「まだまだ弱小チームのかぐや媛」と言われた(><)  
すっと、忘れないかも(;^ω^)   事実です💦
弱小でも! 関西の方をお誘いしたら、みんな来てくれた! 出席率はいいんじゃ~!

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新世界の昭和な喫茶店でお茶して。。。 今どき、アイスティー380円、驚きじゃ~!
ホテルに忘れ物をした私は、ついでに部屋のティッシュBOXをカバンに入れ会場に向かった。


映画「THE IVORY GAME」観てください。辛くなるけど観てください。ティッシュ片手に観てください。
密猟で命を奪われているアフリカゾウ 象牙問題、レンジャーの戦い
アフリカで命を懸けてゾウを守ろうとしている人たち。 アフリカゾウの亡骸の前で「守れなくてごめんね。」と目頭を押さえたあの人。

私はこの日本で何ができるのか!
どうすれば、アフリカゾウたちを、とべのあの子たちの仲間を守ってあげることができるのでしょう。。。
象牙はあの子たちゾウだけのためにある。
ゾウの命を奪ってまで、象牙製品を持ちたいですか!


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動物園に関わらせてもらいながら、やっぱり訴え続けないと・・・
とべのアフリカゾウ家族の物語を通して、伝えていかないと・・・
そんなことしかできない自分が歯がゆいけれど、できることをやっていくしかないんです。
アフ君やリカさんみたいな悲しい思いをする子が一頭でもいなくなるように。


関西遠征2日目は神戸
街を歩いていたら、こんな子を見つけた。
このビルのオーナーさんもゾウさんが好きなのかなあ。。。 密猟の現状は知ってるのかな。。。と、ふと足を止めてしまった。


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# by taketoriouna | 2018-09-03 11:55 | かぐや媛 | Comments(0)

砥愛ちゃんも濱田キーパーも頑張ってます(*^^)

これだけ暑いと、ついつい動物園に行くことが億劫になっていましたが。
行ってみると、砥愛ちゃんの馴致訓練の真っ最中。
椎名キーパーといい感じで一緒に歩いてるところでした。

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砥愛ちゃん! ちょっと見ない間に太った~? なんかお腹周りがまるまるっとしてるねえ。
耳を引っ張られなくても、椎名キーパーの歩みに合わせていい感じに歩けてます。

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「えー‼ もうおわりなんでちゅか?」
さすが子ども まるまるしてても、身のこなしは軽いです。
んっ! 可愛い表情が撮れました。


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「おじちゃん!大丈夫でちゅか? お腰がいたいんでちゅか?」

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「砥愛たんがモミモミしてあげるでちゅ」

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砥愛ちゃん!単なる選手交代だったみたいね。
「とあちゃん おいで」 
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「わかりまちたでちゅから、お兄ちゃん」

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4月から、ずっと濱田キーパーと訓練しているんですね。
何度も何度も繰り返すことで、砥愛ちゃんにも慣れてもらい、濱田キーパーにも感覚を覚えてもらっているんですねえ。
脚上げも、嫌がることなく以前よりスムーズにいってるようです。

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おおっ!この後ろ姿なんて、椎名キーパーと見紛うとこだった!

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濱田キーパー 砥愛ちゃんといっぱい触れ合ってあげて、もっともっと仲良くなってくださいね。

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「おじちゃん!今日はバケツ運びもやんなきゃなんないの?」
「そうだよ! あとちょっと頑張って!」


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「はーい(^O^)/ りょうかいちました(*^^)v」
砥愛ちゃん、へんてこな顔💦

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濱田キーパーと新しいことがひとつづつできるようになってた砥愛ちゃんでした。

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ゾウさんたちは人を見ているらしいのです。相性もあるらしいです。
この人の命令はきく、きかないってところがあって、ゾウさん達との関係性を築くのには時間がかかるんだって!
濱田キーパー! 頑張って!

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# by taketoriouna | 2018-08-27 23:32 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

別に猫の恩返しを期待しているわけじゃないのになあ

ブッちゃんという瀕死状態だった迷い猫が我が家にいたのは、去年の今ごろだった。
ブッちゃんは新しい飼い主さんのところで、今も幸せに暮している。

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つい先日の8月14日、世間はお仕事も学校もお休みの人が多く、朝6時代といったら、外はまだ静か。
気づけば、テーブルの上に旦那さんの携帯が・・・(-_-;)
忘れて仕事行っちゃったー!
普段であれば、スッピン、髪ボサボサのおうなさんが届けようなんて思いもしないのに・・・
なぜか、その日は、持って行こうと車を走らせたのでございます。

歩いている旦さんを見つけ、「携帯忘れてるよ~」と追い越し際に叫んで止まったのに、旦さんが走り寄って来ないと思ったら、何か車の後ろでゴソゴソやってる。
降りてみると、車の後ろ下部から、5メートル程の紐を垂らしながら走ってきたみたい。
紐を引っ張っても外れない。
しかたなく、紐をトランクに投げ入れて、おうちまで帰って来た。

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一日、そのことはすっかり忘れていたおうなさん。
仕事終わって帰ってきた旦那さんの顔を見て思い出し
「車の紐、なんだろうねえ?外さなきゃ!」
「車屋さんに持って行ったら?」
「お盆休みだから無理」
「車に乗らないなら、休み明けに持っていったらいいじゃん。」
「だって、あんな変な紐、気になる!外してよ!」
「疲れてるし、蚊がいるから、勘弁してくれよ。」
なんて、夫婦の会話があった後、ふたりして、紐を取り外しに駐車場に行った。

紐をたぐり、引っかかってる根元に手を伸ばす旦さん。
「ギャー!毛みたいなものに触った!」
「え~!猫?犬? 今日一日、炎天下の車の中にいるんだよ、死んじゃってるよ。どーしよう。。。」
「動いた!たぶん猫だと思う。でも、引っかかって出て来ない。」
「うんともすんとも、鳴かないよ。きっと弱ってるんだよ。」

最後の手段。お盆休みなのは知ってたけど、車屋さんの社長に電話。生きものがいるとわかったら、猶予はない。
ありがとう。アイシン自動車さん(ゾウの募金箱も置いてくださってるんです。)
バンパーのカバーを外して、猫ちゃんの救出。

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「なんで、こんなところに入ったのよ~」
「いっぱい、駐車場には車があったのに、なんでこの車に入ったの~?」
わたしって、よっぽど動物に縁があるんかいな?

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「怖かったねえ。早く出ておいで」
首輪にリードを二本つなげて、その先に荷造り用の紐までつけたロシアンブルーっぽい子が出てきた。

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無事で良かった。尊い小さな命が救われた。
救われたものの、うちに連れて帰ることもできず(-_-;)
ブッちゃんの里親を見つけてくれた会員のHさんの家で預かってもらうことに。


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ブッちゃんと同じで「ニャー」とも鳴かない、キャットフードも食べない、水しか飲まない、随分痩せてるみたいだし・・・
Hさんは随分心配して、病院にまで連れてってくれた。
ノミと耳ダニを駆除して栄養剤まで打ってもらったらしい。
ホントに迷惑かけてしまった!

やっと見つかった飼い主のおばさん。17日19時、近くのスーパーで引き渡し。私も飼い主さんと会いたいから同行。
75歳くらいのおばさんが待っていた。
キャリ―用バスケットの中にいた子が、おばさんの声を聴いて、「ニャー」と初めて鳴いた。

聞くところによると、ゴミ収集所に捨ててあった子なんだそうだ(><)
家の中で飼ってるからストレス溜まってると思い、長いリードをつけて時々散歩させているらしい。で、いなくなったんだとか!


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「キャットフードを全然食べないんです。」
Hさんが言うと、おばさんは
「うちの子は竹輪が好きなんよ。」
まじで~!今どき、昭和な飼い方してるこのおばさん。

猫ちゃん!大丈夫なんかなあ。。。 


「最後にもう一度抱っこさせてもらっていいですか?」
「幸せに暮すんだよ。もう逃げたりしちゃいけないよ。」

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「ちーちゃん」おばさんが呼ぶと、甘えた声で「ニャー」とまた鳴いた。
きっとこの子は幸せなのだ。
一度は人間によって捨てられた命。このおばさんが見つけてくれなかったら、きっとその命の灯は消えていたに違いない。
ゴミの中から拾われて、ご飯と安心できる寝床をもらって、可愛がってもらっているこの子は幸せなんだろう。

Hさんは行政でその関係の仕事もしていた人だし、保健所に送られそうな猫を二匹も引き取って飼っている人だ。
「このキャットフードあげますから、できたらこんなご飯にしてやってください。それから調子悪そうな時は、病院にも連れて行ってやってくださいね。このノミ駆除のお薬も差し上げますから。。。」
さすがだ! 
命あるものを人間が飼ういじょう、最低限のことはしてあげて欲しい。

いつもの場所なのだろう。
自転車の前籠にちょこんと座って、おばさんと帰っていった。

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# by taketoriouna | 2018-08-20 21:36 | おうなの日記 | Comments(2)

砥愛ちゃんのお耳

どしたん?砥愛ちゃん! なにがあったん? なんか辛いことでもあるん?

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深い悲しみや強いストレスを感じると耳が前に折れることがあるらしいのですが。
昔、砥夢くんも・・・
そして、砥愛ちゃんはこれで3度目かなあ。。。
アフお父さんが亡くなってすぐの頃と3カ月経った頃。

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人間の子どもだったら、
「どうしたの?なにか、悲しいことがあったの?」
問えば、なにかしらの返事は返ってくるだろうけど、砥愛ちゃんの場合は察してあげるしかない。
感情豊かなゾウ、デリケートなゾウ、だからこそ心配だにゃ~(-_-;)

椎名キーパーは動物の心を読んでやらないと、いつもおっしゃってます。

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「この暑さが原因でしょうね。足元の温度は50℃を越えてますから・・・」
そう言って、大好物のスイカを!

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やっぱり、スイカだよね(^^)

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砥愛ちゃん! 食欲は旺盛だから、大丈夫かな。

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子どもは良く食べ、良く遊び、良く眠る。 

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たぶん、大丈夫っしょ!
この日もここに居たと思ったら、あっちに。
あっちこっちと動き回っていましたから(;^ω^)


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お転婆ぶりは健在  足が滑ったら、どうすんのよ~。危ないよ!

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「砥愛たんは元気だから、みなしゃん、安心してね。」

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# by taketoriouna | 2018-08-07 15:31 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)