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リカお母ちゃんはちゅごい

ゾウさんたちの泳ぎでも撮りに行くか!と、動物園へ。

「椎名さ~ん!ゾウさんたちはプールには入らないんですかねえ? 暑いからかなあ。なんか、全然動きがなくて・・・」
さすがに、『面白くないなあ』なんてことは口が裂けても言いません(;^ω^)

「午前中入ったから、もう入らないかもね。」
「えーっ↘ そうなんですかー? せっかくきたのになあ~」

椎名キーパーの心の声を想像してみた。
『いつも来るのが遅いっちゅうねん。いい写真が撮りたいなら、朝イチから張り付いとけってなもんだ!』
と、そんなことをおっしゃりたいんじゃないのかなと。。。 あはは💦

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おうなさん、折角、重い腰を上げて来たんだから、1時間は頑張らないと・・・(-_-;)
あづいです。くらくらきてます。死にそうです。お客さんもまばらです。 でも、粘ります。

そんなおうなさんに心打たれたのか(^-^; 椎名キーパー 優しい💛
ホースのシャワーで水浴びシーンでも撮らせてやるか!って思ってくれたのかしら?

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すると、なんということでしょう!
砥愛ちゃんが一目散に走り出し、プールにダイブ(*^^)v

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「お姉ちゃん!気持ちいいでちゅよ~!。」
媛ちゃんもだーっしゅ=


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ホースのシャワーは呼び水だったのか・・・


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おおっ~ 気持ちよさそうじゃのお。
リカお母ちゃんはプールの上から子どもたちを見てるだけで、椎名キーパーにお水かけてってせがんでいる様子。
お母ちゃんは子どもたちのように弾けられないのかしらねえ。

「母の威厳を保たねば・・・」

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子どもたちはだんだんエスカレート 
テンション上がり、沈めやいっこしてる('◇')ゞ
たのしそうだにゃー(^^)

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きゃー! と・と・砥愛ちゃんが・・・
沈んで浮き上がって来ないじゃないですか!

椎名キーパーも心配そうに覗き込んだその時、後方から、猛ダッシュでお母ちゃんが・・・

「あんたたち!何やってんの!」
媛ちゃんビビりまくってる。

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砥愛たんはどこ???

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砥愛たん 浮上。。。(;^ω^)

肝を冷やしたおうなさん おかげで涼しくなりました(*^^)v  


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この後、お母ちゃんも水中でひと暴れ

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「さあ!もう終わりよ。出ますよ。」

『あらら。。わたくしとしたことが・・ うっかり羽目を外しちゃったわ💦』
一瞬で毅然とした態度になったお母ちゃん。 
クールなあなたも素敵よ💛

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「水遊びはおしまい。」
お母ちゃんは子どもたちをプールから押し出しました。

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リカさんがぶっ飛んで来たとき
その時、リカさんは向こうの運動場に行こうとしてたんです。
子どもたちの様子は見えてなかったと思うんだけど、凄いスピードで走って来て
おうなさんはまたもや茫然とただ見てるだけで、シャッターが切れなかった(><)

我が子の危険を察知する これぞ動物の感ってやつですか!





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by taketoriouna | 2017-07-30 09:14 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

獣医師さんにインタビュー (マルキーズ情報誌2017年春号に掲載)

命と向き合う  ―獣医師という仕事 ―

今回はこの四月で動物園に赴任して三年目を迎えた小池獣医師さんにお話を伺いました。


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Q獣医さんになろうと思われたのはいつ頃だったのですか?なにか、きっかけがおありになったのですか?

獣医という仕事を意識し始めたのは小学校高学年の頃だったと思います。

私の家が東京のはずれで町工場を営んでおりまして、敷地内に子猫が捨てられていることがよくありました。

父も母も動物が好きだったので、その子猫たちにエサをあげて飼うようになり、多い時には猫二十匹くらい、犬にチャボまでいました。

小さいころから、動物が身近にいる環境だったんです。

生きものを飼うということは、当然、病気にもかかるし、死を目の前で見ることもあります。

六年生の時、もともと体の弱い生まれたばかりの子猫がいて、私がミルクをあげてお世話をしていました。

近くの動物病院にも連れて行くことが度々あり、獣医さんの仕事を間近で見ることも多かったんです。

その子猫は二歳半で死んでしまったのですが、その頃から、自分も動物の命を救いたいという思いが強くなり、

動物のお医者さんになろうと決めたんです。

心変わりもせず、その時の気持ちを持ち続けることができたのは、常に生きものと接していたし、

また、生きものを尊い命として家族みんなで育むという環境にあったからでしょうね。

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Q
動物の生と死を間近で見ながら、小さい頃から、命の尊さを体験の中で感じていらっしゃったんですね。

私は、幼少時に生きものを飼うという経験は、子どもにとってとてもいい事だと思っているんです。
でも、「壊れたからまた買って」と、まるでおもちゃのように、動物が死んだらまた買えばいいと思っている親や子どもがいると聞いて、
動物の命が軽く扱われているようで悲しくなることがあります。
そのあたり、獣医さんとしてどう思われますか?

うちの場合は猫を何匹も飼っていましたが、うちで生まれた子はいないんです。

朝起きたら、段ボールに入った子猫が何度もいたわけですから。

うちの猫たちには全て避妊去勢手術をしていたのに、新しい命が増えていく()

せっかく生まれてきた命だからと、両親は保健所に持っていくこともせず、またその子たちの面倒をみる。

私は幼少の頃に、命は尊いものであり、小さいもの、弱いものを「いつくしむ」という気持ちを、

両親の姿から教わったのだと思います。

生きものを飼うことは、子どもにとって、とてもいい経験になると思いますが、

親御さんがどういう気持ちで生きものを飼うのかが大切だと思うんです。

子どもに世話を任せるのではなく、家族の一員として迎え入れる。

子どもは、小さい命との接し方がわかりません。大人がどう接しているか、命をどのように扱っているのか、

命をどう思っているのか、子どもは大人の姿を見て感じ取るのだと思うんです。

小さいものは確かにかわいい。

でも、かわいいからとか、子どもが欲しがるからという理由だけで動物を買って欲しくはないかなあ。

その動物の命を左右する存在になる以上、家族みんなが飼い主として、その動物が健康で幸せに暮していけるよう、

しっかりとお世話をすることから、命の重みを実感するし、命の尊さが自然と子どもに伝わるんじゃないでしょうか。

Q小さい頃から、犬や猫と接して来られた小池さんが、町の動物のお医者さんじゃなく、
愛媛の公務員になられたのには、何かきっかけがおありになったんですか?
そして、海外青年協力隊でボリビアに行かれていた経験もおありになると聞きましたが。

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大学に入った頃は、犬猫のお医者さんを目指していたのですが、大学四年の頃、心変わりというか、大型の動物の方に興味がいきまして・・。

特に牛や豚など、私たち人間に命を捧げてくれる家畜の繁殖について、もっと勉強がしたくなり大学院に進みました。

そこで、すべて学業の方は納めたうえで、籍だけ残し休学して青年海外協力隊としてボリビアに二年間行っていました。

ボリビアでは、家畜の人工授精の認知度は低く、その利点がよく理解されていない状態でした。

人工授精の普及と動物医療が進んでいないところでの家畜の病気の治療、ボリビアでの経験はまさに自分がやりたいことだったんですね。

しかし、ボリビアでの二年で完全燃焼してしまい()、帰国後はもう研究はいいかなあという気持ちになっていました。

なぜ、愛媛に来ることになったのかは、家内とはボリビアで出会ったんですが、

家内の出身が高知、私の父が愛媛県出身ということもあり、四国とはご縁があって、

三十歳の時、愛媛県で勤めることになったんです。


Q
犬猫から家畜、今は動物園で野生動物を診ていらっしゃる。動物のことなら何でもこいじゃないですか?

野生動物のことはまだまだわからないことだらけです。

生態がはっきりしている動物の方が少ないくらいで、種特有の病気もあり、原因も治療法も解明されていない中で、色々試しながらの手探り状態です。

日本の動物園では、動物たちに負担をかけない動物福祉を配慮した飼育管理方法が推奨されており、

猛獣であるライオンやトラにも麻酔を使わないで採血している園もあるんです。

私の担当動物である知能の高いサルたちは、獣医を認識して逃げ回る個体もいます。

まずは、獣医さんは怖くないよって思ってもらうことからです。

このボウシテナガザルのマキコは、私が呼ぶと手を差し出してくれるようになったんです。嬉しいですね。

動物園の動物たちに、健康でストレスのないよう暮らしてもらって長生きしてもらうこと、

そして、次の世代に命をつないでいってもらうことが、私の一番の願いですから。

子どもの頃に抱いた動物の命を救いたい、守りたいという気持ちは、動物園に来てますます強くなりました。

頑張らなきゃならないですね。

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Q
最後に、動物園の獣医として、みなさんにお伝えしたいことはありますか?

動物園には夏前になると、多くの保護動物が持ち込まれます。巣から小鳥が落ちていたとか、

野ウサギの子どもが親からはぐれてひとりぼっちでじっとしていたとか、

可哀想だったからという理由で動物園に持って来られる方がいるのですが・・・。

私たちは「善意の子さらい」と言っています()

小鳥たちは、巣立ちの時、最初から飛べる子なんていないのです。最初は羽をバタつかせ、巣の下に落ちることもある。

何度も何度も挑戦して、大空に舞い上がれるのです。親鳥はずっとそんな我が子を見守っているはずです。

また、野うさぎの赤ちゃんは、親が授乳のために戻ってくるまで、じっとしてひとりで待っているんです。

お乳をあげようと戻ったら、我が子がいないなんて、親からしたら、「さらわれた」「誘拐された」状態だと思いますよ。

みなさんには、身近な野生動物の生態をよく知ってもらい、「善意の子さらい」をしないようお願いしたいです。

そして、動物園に来られた際には、色んな動物がいるということを、家族で見ていただきたいです。

地球に生きているのは人間だけじゃないよ。色んな生きものがいて、人間もその生きものの中の一部なんだということを知ってもらいたいですね。

動物園という場所柄、人間が檻の中にいる動物を見るという優位に立った目線になってしまいがちですが、

人間も動物も、自然のつながりの中でみんな生きている尊い命なんですよってことをお伝えしたいですね。

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お話を伺っていて、幼少の頃から動物の命と向き合ってきた小池獣医師さんの優しいお人柄が伝わってきました。

取材当日も、カンガルーが亡くなり、救えなかったことに酷く心を痛めていらっしゃいました。

今日も、医療器具を抱えて、動物たちの様子に目を配りながら園内を周っていらっしゃることでしょう。     (取材・文 山岡ヒロミ)


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by taketoriouna | 2017-07-27 21:45 | 動物園へ行こう | Comments(0)

蜘蛛の糸

お釈迦さまは蓮池の蓮の葉の間から地上のおうなさんを見てくださっているかしら。。。

お釈迦さまは数々の悪事を働いたカンダタのたった一つの良い行い、小さな蜘蛛を助けたことを思い出され、地獄の底から助けてやろうとお考えになりました。
おうなさんだって、畑で蜘蛛も毛虫も殺さなくなりましたよ。
一生懸命生きてる小さな命ですもの。ポーンと投げ飛ばしはしますが、殺しません(;^ω^)
お釈迦さま 思うように動けない退屈な日々からお救いください。と思いながら、術後はじめての診察へ('◇')ゞ

「順調です。顔も髪も洗ってもいいですよ。目にシャンプーが入らないように気をつけてくださいね。」
満面の笑でおうなさん
「せんせい(*^^) メイクもして大丈夫ですか?」
「メイクは一カ月くらいは我慢して!粉が目に入るからね。アイメイクは特にダメです。」
ガ~ん。 死んだ鯖みたいな目をしてあと数週間も過ごせとな(;´・ω・)

「しぇんしぇい!わたし、農作業が趣味なんですけど、野良仕事に行ってもいいですかあ?」
横で看護師さんが吹きだしてしまう。そんなにおかしな質問だったかしら・・・
「メイクより、もっとダメです!」
撃沈↘   蜘蛛の糸は途中で切られた💦

ゾウさん!今年のお芋は草に負けて大きく育たないかも・・・ ごめんね。

お釈迦さま~ わたしは無慈悲なこともいっぱいしてきたけど、良いこともしてきたんですぅ。
小さい命から超どデカい命まで、その子たちの幸せのために頑張ってるんです。見てくださってますか?


17年前のちょうど今頃、我が家に迷い込んできたカメさんを。。。
「もしもしカメさん どこから来たん?」
一度は前の田んぼに捨てに行こうとも思ったけど、待てよ!『亀は千年、鶴は万年』
縁起のいい生きもの。この子に優しくしたら、カメの恩返しがあるやも・・・
欲深いおうなさんは、下心ありありでカメさんの面倒をみることに。。。

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ごめんなさい お釈迦さま。 あの時は動機が不純でございました(;^ω^)


6年前のちょうど今頃、動物園のアフリカゾウ家族のことを知ったとき、いてもたってもいられなくなって、支援活動を始めたおうなさん。
この時は、心底ゾウさんのために・・・
人間のせいで悲しい思いをしてきたかもしれぬこのゾウさんのために、せめてもの罪滅ぼしじゃ~と思ったんだけど。

10年という月日は人間を成長させるわねえ。 心根が綺麗になったもんじゃ・・・

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そして、2017年7月のある暑い日のこと。 またまた7月ですよ!

道路の真ん中で倒れている仔猫ちゃんを見つけてしまったおうなさん
車から飛び降りて抱きかかえてみたけど、ぐったり。 うんともすんともミャーとも言わない。
「ねーねー ネコちゃん どしたん? お母ちゃんはいないの? こんなところに居たら、死んじゃうよ。」
これが自然界の掟 人間が野良の子に手を差し伸べてはいけないことはわかっていても・・・
こんな瀕死の子を置き去りにはできましぇん。

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この辺りはイタチやハクビシンも出るところ。このままだったら襲われるか車に引かれて轢死するか、熱中症で死んじゃう(><)
連れて帰れない理由は多々あれど・・・ 一晩だけと連れ帰っちゃった(^-^;

「おチビちゃん!弱ったふりしてたんじゃないよねえ?」
お水飲んで、銀のスプーン(マグロ)食べたら、いきなり元気になっちゃった。

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夜中3時くらいから、ミャーミャー鳴きっぱなし(;´・ω・) 
心優しいおうなさん 「お母ちゃんが恋しいんだね。わかったわかった!お母ちゃんの近くに連れてってあげるから。」
東の空が白み始めた頃、もと居た場所に連れていったのでございます。
「お母ちゃんに見つけてもらうんだよ!」
お母ちゃんと再会できるか、誰かに拾われるか、保健所に通報されるか、それも、あの子の運命だよね(><)
銀のスプーンと一緒に置いてきた。

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行かなきゃ良かったものを・・(-_-;)
夕暮れどき、こっそり覗きに行ったら、容器に入れた水が置いてあり(^^) 
でも、仔猫がいない。 誰かが拾ってくれたに違いないと自分を納得させ、帰ろうとしたその時
瓦礫の隙間から、ひょっこり顔を出し、ミャー
「こんなところに隠れていたんかね~。」嬉しいような悲しいような。。。
夜は危険すぎる! その日もまた連れて帰ったのでございます。


今右にいたと思ったら、もう左 びゅびゅーっとひとっ跳び
もしもしカメさんとは大違い。。。💦
居ない、どこに行ったのかと探し回ったら、こんなところで爆睡中   

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それはマグロじゃないよ! 食べるんじゃないよ!

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ゴンちゃんは逃げ回ってるし。 ストレス感じてるんだろうなあ。
「いやだー!こないでよー!おちりを匂わないでよー!」

さてさて、どうする? 誰かにもらってもらわないとねえ💦
ゴンちゃんの安穏な暮らしも守ってあげないと・・・
他にもいろいろ事情がありまして・・・(-_-;)



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犬猫病院にも連れて行き、とりあえずノミの駆除だけは・・・
「お名前は?」と聞かれ、自分の名前を答えたマヌケなおうなさん。
もう、びっくり! 犬猫用診察カードまであるんですね(;^ω^)
「早く、名前をつけてあげてくださいね。次は一か月後にウンチを持って来てください。」
「・・・」

「迷子の迷子の仔猫ちゃん あなたのおうちはどこですか? お家を聞いてもわからない。なまえを聞いてもわからない。」
こまったなあ。。。 犬のお巡りさんでも解決できないのに、どーすんのよ!おうなさん。

無慈悲なことは絶対できません。

そんなこんなの日々
ブログに早くゾウさんを登場させないとと焦るおうなさん。 
そうだ!メイクしなくても、動物園へ行ける!  夜ZOOって手がありやした(*^^)v
土曜日夕方からいそいそとお出かけです。

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夜なのに帽子かぶって、色メガネしてマスクして(;^ω^)
まさに不審者💦

ゾウさんの写真も撮ったのですが、全てピンボケ ごめんなさい。


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お釈迦さま 今のままでは竹取も厳しいんです。 早くゾウさん達のために働かせてくださいませ。




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by taketoriouna | 2017-07-24 08:29 | おうなの日記 | Comments(0)

神さまのはからい

「入院でもしないと休まないでしょ!」 確かに・・・
神さまのおはからい(*^^)
このまま続けていたら、そのうち畑でぶっ倒れていたかもです。
少し、療養させてもらってます。

10日間畑に行かなかったら、このありさま
どうするん?この草ボーボーの畑  
来週から、また草引きの毎日か・・・(;´・ω・)


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「スッピン やばいですよ!きっと、誰だかわかりませんよ(;^ω^)」
って、言われるのも辛いものがあるけれど
「スッピン 全然オッケーですよ! 竹取した後と変わらないです。」
そうですか! 竹取のときって、いつもこんな顔になってたんや。 恐ろしか~!

洗顔、化粧、自分での洗髪、運転、重いもの持っちゃダメ、
退院後も禁止事項がありすぎて、行動抑制されてます。

もう10日以上もスッピンで過ごしているおうなさん。どうも、やる気スイッチが入りましぇん。
アイラインをビシッと引いて、マスカラでまつ毛2倍くらいにして、目力(めぢから)きまったとき、
「今日もやったるで~!」とスイッチが入るのに。
なんか、のんびりし過ぎてて、気持ちが復活できるのかなあ? ちょっと心配。 


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この悪夢は4月のある日突然始まった。
ゾウさん基金の募金箱の中身を回収して、郵便局に行ったときのこと。
8箇所分をそれぞれ袋に入れて
「それぞれ数えてこの通帳に入金してもらいたいんですけど。」
「少しお時間かかりますので、おかけになってお待ちください。」「はーい(^O^)/」

なにげに座った横の壁に
碁盤の目のようなポスターが・・・
『あなたの目は大丈夫?片目づつマス目の中心点を見てみましょう。歪んだりぼやけたりしてませんか?』
へ~!どれどれ。。。

「マジですか~!歪んでる。ぼやけてる。」
まさしく目を疑った。。。
ガーン この後、どうやってうちに帰ったか覚えていない。 なんてことはなく、そこまでの落ち込みはなかったんですが。
まさか!手術しなきゃいけないなんてことになるとは(-_-;)

近くの眼科に行くと、これは手術しか治療法がない。大きな病院を紹介すると言われ
GW明けに県立中央病院へ。 
見るからに好青年、誠実そうなその医師は、検査画像を見ながら丁寧に説明してくださり
「手術しますか!」
先生!そんなに簡単に言わないでよと思いつつ、おうなさんの視線はその先生の白く細長い綺麗な指に釘づけ
おうなさんも、昔はこんな指だったのに・・・ 農作業で真っ黒、指も太くなり・・・(><)

「こちらからの説明はこれくらいですが、何か聞きたいことはありますか?」

「原因は?」
「原因ははっきりとわかってないんです。あえていうなら、加齢によるとしか・・・」
加齢ですかあ?過労じゃなくて・・・(;^ω^) 

「手術時間はどれくらいで、入院はどれくらい必要なんですか?」
「何も他に異常がみつからなければ、1時間半くらいで終わります。入院は10日間くらい。ガスを注入することになったら、それ以上になることも・・・」
あの元気だったおうなさんが遂に入院か(-_-;)
少しは色白になって、か弱そうで支えてあげなきゃって、みんなが労わってくれるかしら・・・ なんておバカな妄想を!

「先生!局部麻酔って言われましたけど、頭は動かないように固定しているんですよね!」
ヘッドロックしといてもらわないと、万が一動いたら・・想像するだけで、怖っ!
「そんなことしませんよ。みなさん、動かないですから。」
「目に穴空けて器具がはいるんですよね? くしゃみとか出たら、どうなるんでしょ?」
「動いたらそりゃ大変です。くしゃみが出そうになる前に、知らせてください。そうしたら、手を止めますから。」
まじ?マジ???
「私、動いちゃったらどうしよう。。」
手術説明の時、こんなおバカな質問するのは、さすがおうなさん。

帰り際、看護師さんがガッツポーズで「がんばって!」と笑顔で
ついつい私もガッツポーズで「うん!頑張る!」

目開けたままだよなあ。。。 見えちゃうんかなあ。。。 
不安は尽きませんが、
とりあえず、お芋の苗植えないと。スイートコーン収穫済ませてからだと思い、7月に入院手術することに。

いよいよ手術当日
痛かったのは点滴の針を入れた時とお尻の筋肉注射
血圧を測り、「上がってませんね。」と看護師さん。 図太い性格、普通こんな時は血圧もあがるだろうに・・・

「では、手術室から呼ばれましたので、行きましょうね。」
さすがのおうなさんも、このときばかりはドキドキ

エレベーターのドアが4階で開くと、そこには先生が待っていてくれて、
「ヤマオカさん、大丈夫だからね。」と優しく声かけてくれるのかと思ったら、
私の前に手術したおじいちゃんが大きな眼帯をして車いすで待っていた(;^ω^)   飽きない妄想は続く。。。

テレビで見たことあるこの光景。 すげーっ! 手術室がずらーっと並んでる。
手術室の扉が開くと、先生が! 信じています。
ネットで調べたら、この手術は医者の腕にかかっていると・・・
先生! あなたのその綺麗な指に期待します。
「お願いします。」

すごいっす! 先生は神の手? 膜を剥がしてるのが全部見える! ちょっと異常な体験をしてきた。

「終わりました。」
おうなさんの第一声は
「先生!ガスは入れたんですか?」「いいえ、入れてませんよ。」「良かった~!ありがとうございました。」
どうも、ガスを入れたら、ず~っとうつ伏せでいなきゃいけないみたい。それが一番苦痛なんだとか・・・

手術は無事に終わり、車いすで病棟に帰ってきた。
外は猛暑、病室は快適でこりゃいいやと思っていたのに・・・


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月曜日に手術して、木曜日午後、先生が病床に来られて
「明日以降ならいつでも退院していいですよ。」
先生、まだ色白になってないんですけど・・・ 10日は入院って言ってたのに、もう、退院???

さすがのマグロもここなら休息ができるんですが(^-^; 退院したら、また動き回ってしまう。。。

というわけで、予定より数日早く出てきた。


郵便局であのポスターを見なかったら・・ 片目の異常に気付いていなかったかも(;^ω^)
ゾウさんが守ってくれたんかなあ。
会いに行きたくても、運転もできず自宅療養中の身でございます。
ていうか、スッピンでお出かけは勇気がいることなので💦

ウルトラマンのような保護メガネをかけて、過ごす日々
図書館でこんなにも本を借りてきた。

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ゆっくりと時間が流れてる。ていうか、退屈な日々を送ってます。

この病いは手術しても、もとのように見えるようになるかどうかはわからないらしいけど、明後日、診察行くべ。
メイクが解禁になりますように。運転オッケー出ますように。
そうしたら、また動物園へも出かけて、みなさんにゾウさんの近況をお知らせできると思います。


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まだまだ若い!元気!と思っていても、確実に身体は老化しているのであります。
くれぐれも、無理されぬよう。。。
みなさまも目にはお気をつけあそばせ



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by taketoriouna | 2017-07-19 13:37 | おうなの日記 | Comments(2)

椎名キーパーにインタビュー (マルキーズ情報誌2017年新春号掲載)

命と向き合う

   ~アフリカゾウの家族と共に~


山岡 2016年もあと残すところ二週間になりました。歳をとるほど涙もろくなるって言いますけど、
私は今年くらい泣いた1年はありませんでした。それも慟哭状態。
アフ君のことを思い出しては急に泣くもんですから、ちょっとおかしくなったんじゃないかって周りから思われていたようです。
椎名キーパーにとっては、どんな一年だったと言えますか?


椎名 そうですね。一言で言うなら・・・

やはり、波乱万丈かな。 

自分の入院、手術。退院後すぐにアフ君が逝ってしまい、肉体的にも精神的にもしんどい一年だったですね。

病気がわかったとき、まず、考えたのはゾウさんたちのことでした。
自分が現場を離れることになったら、ゾウさん達は大丈夫だろうか?自分は病気でどうなるかわからない。
医者は最悪のことも宣告するでしょ。手術後は、現場に出てゾウの世話をすることは無理かもしれないなんてことも言われましたからね。
少しでも手術を先延ばしして、やれることをすべてやっておこうかとか、色いろ考えましたね。
でも、おかげさんで、今こうして元気になりました。皆さんには、ご心配をおかけしました。

今年はゾウ舎のパドック拡張工事も決まっていましたから、いよいよ、とべ動物園がアフリカゾウの繁殖センター的役割を担う方向に進む予定だったんです。
他の動物園から雌ゾウを借りてきて、アフ君とのペアリングを考えていました。
しかし、アフ君があんなことになってしまったから、すべてが暗礁に乗り上げたかたちになりました。

やっと、あの子たちの傍に戻れて4日目の出来事でしたから、心も体もキツかったですね。

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やはり、この1年、アフ君を死なせてしまったことが一番悔しいです。
山岡さんみたいに人前でビービー泣いてはいませんが、自分だって、涙で枕を濡らす日々だったんですよ。() 

アフ君もリカさんも自分にとっては子どもみたいなものです。アフリカの孤児院からとべ動物園に来てくれたその日から、
28年間、自分の子どものように接してきました。
そんな我が子の命を守り切れなかった自分に腹立たしさを覚えることもありました。
でも、悲しんでも悔やんでも、もうアフ君は戻ってきませんからね。
でも、もし、アフ君を立ち上がらせることができたとしても、自由が利かない体になってしまっていたでしょう。
彼は死ぬまで苦しい思いをすることになったはずです。

自分たち飼育員は、担当動物の死にいつまでも感傷的になっているわけにはいかないんです。
今、目の前の生きている命に精一杯気持ちを注がなくてはならない。残された家族のことを一番に考えてやらなければならない。
彼女達の前で自分が沈んでいたのでは、それが伝わりますから。

飼育員の仕事をしていたら、死と何度も直面することになります。命を預かる、命と日々向き合う仕事である以上、仕方のない事です。
生と死は隣り合わせ、心の準備もできないうちに、死は突然訪れることもあります。
ですから、生きている目の前の命にいつも真剣に精一杯のことをしてあげる。
ご飯を与え部屋を清潔に保ち馴致訓練をし、時々は遊んでやり、毎日、同じことの繰り返しの中でも、
あの子達は今、何を望んでいるのか何に不満があるのかを推し量り、そして、少しの変化も見逃さないように見ていてあげることの大切さを、
あらためて痛感しました。

アフ君といた28年間で、自分は飼育員として色んなことを勉強させてもらいました。
今となっては、アフ君には感謝しかないですね。とべに来てくれてありがとう。一緒に歩ませてくれてありがとう。
そして、素晴らしい家族を作ってくれてありがとうと、いつもそう思っています。


山岡 私も、尊い命を間近に感じさせてもらい、泣いたり笑ったり感動をありがとうという気持ちでいっぱいです。

ゾウは感情豊かな動物だとは聞いていましたが、父親(仲間)の死をあのように悲しみ沈み込む家族の姿を見て、
アフお父さんの存在の大きさを実感すると同時に、家族愛に心が打たれました。
ゾウという動物の素晴らしさを、ますます多くの方にお伝えしたいと思いました。
そして、椎名さんがここまで共に作ってこられたアフリカゾウの家族、アフ、リカ、媛、砥夢、砥愛、それぞれと心を通わせ、
どのような思いでお世話をしてこられたのかを伝えていきたいですね。
とべのゾウさんたちのためにも、飼育員になりたいという子どもたちに知ってもらいたいなあと思います。

椎名さんがレジェンドと呼ばれる存在になったのは、飼育技術はもちろんですが、根底にゾウに対する思い、
命を預かるという重みを知っているからこそ、人一倍努力もされてきたのだろうと私は感じているんです。

11月にはアフリカに行かれましたよね。アフ君の遺灰を持って行かれたそうですが。アフリカでの話をお聞かせいただけますか?

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椎名 モザンビークに行ってきました。以前からお付き合いのあったNPOの方がモザンビークのある村の支援活動をされていて、
その村でも、野生ゾウと人間の共生が問題になっているらしいのです。
自分が少しでもゾウの生態や習性、共に暮らすためのアドバイスができればと思い、
そして、アフ君を故郷のアフリカの地に帰してやりたい、アフリカに連れていってやりたいという思いがあって、その方の渡航に合わせて行ってきました。

 自分はアフ君から色んなことを学ばせてもらいました。
アフ君が亡くなった後、自分に何ができるか、何をすることが一番の恩返しになるのかを考えると、
残された家族が幸せに暮せるよう精一杯お世話をしてやることは当然なのですが、
亡くなったアフ君に対して、せめて亡骸の一部だけでも生まれ故郷に帰してやりたかったんです。

村の村長さんが祈祷をして、アフ君の遺灰を村の公民館建設予定地のカシューナッツの木の根元に埋めてくださいました。

そこだったら、アフ君がひとりぼっちになることがなく寂しくないだろうということでね。

自分が日本に帰った後、ゾウの群れがその木の近くまでやって来たと聞きました。アフ君の弔いに来たのだろうと・・・。
これで、ゾウたちが村を荒らしに来ることも無くなるだろうと村長さんが言われていたそうです。それを聞いて、なんか嬉しかったですね。


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山岡 アフ君のお墓に野生のゾウが弔いに来てくれたなんて、また、泣けてきそうです。
アフ君、おかえり、よく頑張ったねって言いに来てくれたに違いないです。

ところで、椎名さんは現地の野生ゾウには会えたんですか?私も一度はアフリカに行ってゾウの群れを見てみたいと思っているんです。
あの子達と同じように優しい目をしているのかなあ。


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椎名 そんなに近くで見ることはできませんよ。() 2日間で三つの群れを見ましたが、100メートルは離れていたと思います。

ただ、山岡さんのように、ゾウが好きというだけなら、アフリカで野生ゾウの群れを見て感動して帰ってくるのでしょうけど。
自分は野生ゾウを見るよりは、ヨーロッパとか外国の動物園を見るほうが、自分のためにもなり、ゾウたちのためにもなると思っているんです。
どのような環境下でどのような飼育をしているのか、どのように信頼関係を築きゾウと接しているのか、
全てがいいとは思わないでしょうが、真似るべきことがあれば、ここで生かしていきたいと思うんです。

飼育下のゾウは限られた空間の中でしか暮らすことができません。
野生の暮しと比較したら、それはかなりのストレスになっているでしょう。
そのマイナス要素を補えるだけのソフト面での最高のサポートをしてやりたいんです。
ハード面は自分たちではそう簡単に変えることはできません。
せめて、ソフト面では現状維持ではなく、今以上に何かしてあげられることはないか、常に考えています。


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自分は退職するその日まで、飼育技術を向上させる努力が必要だと思っています。ここまでやればOK!そんなもんじゃない。
ゾウさんたちはそれぞれが違う性格で感情があるんです。心も体も成長している生きた命です。
動物園にいてくれている動物たちに感謝する気持ちがあれば、当然のことだと思うんですよ。

山岡 椎名さんはさすがレジェンドだわ。
ところで、椎名さんがモザンビークに行ってらっしゃるときに、媛ちゃんが10歳のお誕生日を迎えましたが、
傍に居られなくて残念でしたね。

3頭目にしてやっと元気な赤ちゃん、媛ちゃんが生まれてから10年という節目を迎えた今、特別な思いがあればお聞かせください。

椎名 傍に居ようが遠くに居ようが、気持ちはいつも彼女に向けていますから()
10年と思うと長いように感じますが、色んなことがあり過ぎて、この10年はあっという間に過ぎたという感じです。

人工哺育は手探り状態で毎日無我夢中だったし、砥夢くんが生まれ、砥夢くんとの別れがあり、砥愛ちゃんが生まれ、気がついたら10年ですよ。
媛ちゃんは弟や妹と一緒に暮らすことで、人間に育てられたひとりぼっちのゾウさんから、ゾウの家族の一員になってくれました。
リカさんは子育てできない母ゾウから、立派なゾウのお母さんになってくれました。
ゾウの家族を一緒に作りながら、自分自身も成長させてもらった10年でしたね。

これからは、少しずつ若い子たちに現場を任せていかなければならない立場ですが、若い子達の作業を見守りながら、
気持ちは今まで以上にゾウさんたちに向けてやりたいと思っています。
リカさんは自分の子ども、媛ちゃんや砥愛ちゃんも自分の中では子どもなんです。自分の大切な一部ですよね。



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山岡 今日は感動的なお話をありがとうございました。
椎名さんの命と向き合う仕事の心構えやゾウさんに対する愛情が、あの子達家族に伝わっているから、
ここまでの信頼関係ができているんだと思いました。
今、飼育員になりたいという夢を持った子どもがたくさんいます。
ゾウさんのために努力を惜しまない椎名さんの背中を子どもたちに見せ続けてください。
そして、これからは、少しはご自分のお体のことも大切に思ってくださいね。それがゾウさんたちのためでもあるわけですから。
来年も益々のご活躍を期待しております。ありがとうございました。 

                                        (取材・文 山岡ヒロミ)


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by taketoriouna | 2017-07-04 09:33 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)