「ほっ」と。キャンペーン

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秋分過ぎると

秋のお彼岸を過ぎると、ぐっと涼しくなりましたね~。
行楽の秋、どこかでぼ~っと過ごしたい(><)
しか~し、10月に入ると、芋掘り、幼稚園保育所さんのサツマイモのプレゼント、小学校お話会に媛ちゃんのお誕生会、そして生物多様性シンポジウムとイベント続きのかぐや媛。
すべて、滞りなくやれるのか・・・少々不安になっているおうなさんです。


シンポジウムのチラシがやっとできました~
素敵なチラシになったでしょ(*^^)v  知り合いの女子大生Mちゃん作です。



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昨年から、ずっと
旭山動物園 坂東園長をこの愛媛にお呼びしたくて・・・
1年間思いを募らせていたことが、やっと実現です。
坂東園長はおっしゃっています。
「人間は豊かさの陰で、動物から多くのものを奪ってきた。今度は人間が恩返しする番だ。」と。。。
かぐや媛も似たような理念のもと、始めた活動です。


坂東園長の基調講演の演題は『伝えるのは命、繋ぐのは命』
まあ、このチラシを見ても、命、命、命ということばがいっぱいですが。

「命ってなんだろう?」
来月も小学校でのお話会が予定されています。お話の冒頭に子どもたちに問いかけるフレーズです。
生物の生きていくもととなる力。生きていくために最も大切なもの。辞書にはそう書いてあります。
だから、命を大切にしてね!って言葉で言って、こどもたちに伝わるのか・・・
大人が命を大切にしている姿を、その背中を見せないで、どうして伝わるのだろうかって思うんです。

動物園は命の尊さ大切さを子どもたちに伝えることのできる身近な場所です。
ただ、展示動物だけを見せるだけでなく、命の物語を伝えること。
動物の命と真剣に向き合っている飼育員さんの姿を伝えること、命をつなぐこと守ることに一生懸命になっている飼育員さんや獣医さんの姿を伝えること。
そして、いつかは最期のときを迎える命を伝えること。
それが、できるのが動物園だと思っているんです。

今回のシンポジウムは動物園で開催することに意味があります。
多くの親子さんに参加していただきたいな~
動物園に暮らす野生動物が発するメッセージを肌で心で感じてください。

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申込受付は10月10日からとなっております。
先着順ですので、お早めにね(*^^)v

かぐや媛にとって、なんせ初めての試みですから、生き届かない点も多々あると思いますが、ご勘弁を。。。





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by taketoriouna | 2015-09-26 12:36 | かぐや媛 | Comments(0)

3度目の多摩 

京都の次は東京へ!
ちょっと所用があり東京に行くことになりまして、上野動物園、品川アクアパーク、多摩動物公園にも行ってきました。
秋雨前線の影響で連日お天気には恵まれませんでしたけど、充実した東京3日間を過ごしてきました。
上野ではとべから旅立ったカバのユイちゃんの元気な姿を見て
そして、滞在最終日、東京には台風も近づいており、朝からどしゃぶりの雨の中、砥夢くんに会いに・・・
多摩動物公園行の電車の中も人がまばらで、動物園のゲートに向かう人は私たち以外誰もいませんでした。


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ゲートを入るなり、もちろん、ゾウ舎に直行。砥夢くんは元気かな~考えるだけで、目頭が熱くなる。
いた~! 砥夢くんだ!
雨の中、ひとりたたずむ砥夢くんがとてもつまらなそうに見えて・・・ なみだが。  いかんいかん、いつまでメソメソしてるんじゃい! 


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「砥夢く~ん」だーれもいないから、大きな声で何度も砥夢くんの名前を呼んでみたものの・・・


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鼻を上げて挨拶してくれるはずもなく。。。

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ちらっと、こちらを見てくれるわけでもなく・・・ 前を素通りしていきました(><)

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約、2時間半ゾウ舎の周りをうろつく変なオバサン 時々大声で叫んでいるし 絶対怪しいよね~。

チーキさん 砥夢くんと何てお話してるんだろ。
「愛媛から砥夢に会いに来てんだから、ちょっとぐらい愛想振りまいてやんなよ。」

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チーキさん優しいゾウさんって感じで、なんかいいわ~  やっぱ、この体形がほんわかさせてくれるんだと思います。

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椎名キーパーが砥夢くんのまん丸な瞳は昔のまんまだったって言われてましたけど、ホントだ!
幼さが残ってる。

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とべを旅立つ前日、みんなで砥夢くんにご飯をあげた時の、柵の向こうからじっとこちらを見つめていたまん丸な砥夢くんの瞳を今でも思い出してしまうのです。

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身長は随分高くなっていましたけど、まだまだ子ども体形の砥夢くんでした。
担当飼育員さんが言われてましたけど、砥夢くんはとってもいい子みたい。
聞き分けのいい子 飼育員さんの言うこともちゃんときけるし。。。
これから、立派な雄ゾウに成長していく砥夢くんを時々見に来るのが楽しみですね。

そのうち、砥愛ちゃんもお兄ちゃんみたいに聞き分けのいい子になれるのかな~(;^ω^)?


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チーキさんは面倒見がいいから、砥夢くんの相手をしてはくれてるけど、砥夢くんのお友達に若い女子が早く来ないかな~。
媛お姉ちゃんとご飯を奪い合ってたり、追いかけっこしたり、プールで大はしゃぎしたり、アフお父さんに体当たりしていた砥夢くんの活発な姿を知ってるから、
いい子ちゃんになった砥夢くんに少し物足りなさを感じたおうなさんでした。
それとも、男の子は成長するとともに、こんな感じなのかしらね~??

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ちょこっとだけ、こちらに寄ってきて鼻先を向けてくれました。
ぬぬっ! なんかこの匂い、懐かしいな~とくらい思ってくれてたらいいんだけど・・・(-_-;)







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by taketoriouna | 2015-09-17 09:57 | おうなの日記 | Comments(0)

魅せられて京都 ~動物園編~

4月に行くはずだった京都にやっと行ってきました。
もちろん、一番の目的は京都市動物園のゾウさんを見に行くこと(;^ω^)


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京都につくなり動物園へ直行です。
日本で二番目に古い動物園がリニューアル

入り口入ったらすぐに図書館カフェが・・・いい感じ。
お洒落な空間には約7000冊の動物に関する本などいっぱいで、コーヒーを飲みながら本を読んで、一日ここに居たい感じでしたね~
園内に足を踏み入れると猛獣たちが・・・
とべのようなパノラマ展示ではないけれど、お客さんはすぐ近くに動物が見られるから迫力がありました。


そして、いきなり目に留まったのはキリン! といっても、キリンビールの広告看板
とべも企業さんが応援してくれたらいいのにな~


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動物によって、応援サポーターさんがいるんですね~
ゾウさんは繁殖プロジェクトの応援団が。。。  凄いな!いいな!羨ましいな!!


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こんなお洒落なサポーターさんの看板もありました。


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そして一番の目的。ゾウさんとゾウ舎を見ること。
美都ちゃんはお部屋の中にいて、ちらっと見えただけでしたが・・・
ラオスからやってきた子ゾウさんたちは、

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看板と見比べても、おうなさんには個体識別は無理でしたが(><)
この子たちはとっても仲良しで、いつもこんな風に団子になっているみたいです。


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そして、ヤブイヌがこんなに可愛いなんて! ヤブイヌのイメージが変わりました。
コロコロしてて。。。 きっと獣舎のつくりも関係してると思うな~  

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こんなレトロな観覧車も。。。 これも日本で二番目に古いんだとか(^-^;

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京都市動物園で釘付けになったゴリラ舎

日曜日の昼下がり 寝転がってゴロゴロしてるこんなお父さん居そうですよね(><)

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スポーツクラブに居そうなおじさん

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そしてママは退屈~って感じでしたが
額縁のような枠の中にぴったりとおさまって。。。
ゴリラさんは相当賢いんでしょ! 何考えてるんでしょうね~? 人間観察してるのかな~?


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やっぱり子どもは元気 ゲンタロウくん3歳 

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ゾウにしてもヤブイヌにしてもゴリラにしても
希少動物を守るために何ができるのか!
動物園はいろんな取り組みをされているんですよね~


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では、わたしたちひとりひとりには何ができるのか!
11月29日の生物多様性シンポジウムin動物園では、来ていただいた人に何かしら感じてもらえるんじゃないかと思っています。

動物園の動物たちは可愛いです。でも、可愛いだけで終わらせたら、この子たちに申し訳ない。
この子たち野生動物が発しているメッセージを受け止めてあげないと・・・
まずは、知ってもらうことからだと思っています。

「私たちは豊な暮らしの裏側で多くのものを動物たちから奪ってきてしまいました。
豊かさに感謝を込めて奪ったものに還元していくしくみづくり。
感謝の気持ちを形にして、動物の故郷に恩返ししていこう。
今度は「ありがとう」と彼らに恩返しをしていきませんか?」
基調講演をお願いしている旭山動物園の坂東園長さんは、このようなことをおっしゃっています。


かぐや媛の思いも同じです。
何かお返しをしたい。自分たちのできることをやろう。そう決めて始めた活動です。








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by taketoriouna | 2015-09-05 08:51 | おうなの日記 | Comments(0)

椎名キーパーにインタビュー (情報誌マルキーズ2015年7月号に掲載)

アフリカゾウ家族の近況

桜そして新緑に覆われる春の動物園は、毎日、家族連れや遠足で訪れる子どもたちで賑っています。

五月三十一日、砥愛ちゃん二歳のお誕生会が盛大に開催されました。


 

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Q砥愛ちゃん二歳のお誕生日を迎え、本当におめでとうございます。お誕生会には多くのお客様がお祝いに駆けつけてくださったり、
全国からプレゼントもたくさん届いていましたね。
そして、古賀賞という業界最高の賞を受賞され、椎名キーパーにとって、嬉しいことが続いていますね。

毎回のことですが、媛ちゃんや砥愛ちゃんのお誕生日を無事に迎えるたびに、感慨深いものがあります。

媛ちゃんは色んなことを乗りこえてきました。お誕生日には、そんな彼女の頑張ってきた姿を思い出し、体の成長だけでなく心の成長をお祝いし、
「この一年も、よく頑張ったね。」と言ってあげたいですね。
また、おてんばな砥愛ちゃんは私達飼育員をヒヤヒヤさせどおしですが、一つ一つ新しいことを覚えながら健やかに育ってくれていることに、
「ありがとう。」と感謝したいんです。

そして、全国のみなさんがこの子達の成長を見守ってくださり、お誕生日には一緒にお祝いしてくださることが、
本当にありがたいことだなあと思います。   

また、今回の古賀賞の受賞は、30年近くもこのゾウさんたちと共に歩ませてもらった私にとって、何よりものご褒美であったと同時に、
これからも、この子達家族のために、飼育員として、また家族として、精一杯のサポートをしていかなければならないと身の引き締まる思いで受け止めています。

動物の大切な命を預かり、その命を絶やすことなくつないでいくことが、飼育員の使命でもあり、
媛ちゃんや砥愛ちゃんが母親になる日が来てこそ、心から喜べると思っています。


Q私がアフリカゾウ家族と出会って四年近くになりますが、今回初めて家族四頭が一緒に過ごすところを見ることができて、とても感激したのですが・・・

 ただ、お客さんが喜んでくれるからという理由で、一緒にされたわけじゃないですよね。野生でも成長した雄は群れから離れ行動を共にしないのに、
アフお父さんと子どもたちを一緒に過ごさせることは、飼育上、なにか目的があるのですか?


 

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そうですね。媛ちゃんや砥愛ちゃんが、命をつないでいってくれるためには、成長した雄ゾウに慣れてもらわなければならないのです。
柵のないところで、雄ゾウを体感してもらう。媛ちゃんにお婿さんを迎えることができたとしても、雄ゾウの威圧に怯えてしまっては、ペアリングはうまくいきませんから。
これから、何回か一緒にしてみるつもりです。


Q砥愛ちゃんはお父さんに近づいていっていましたが、媛ちゃんは怯えた目をして、距離をとっているように見えました。
椎名キーパーが傍に行くと、やっと安心した表情になっていましたが、ひとりぽつんと離れたところにいる媛ちゃんを見て、なんだか切なくなってしまいました。

 

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媛ちゃんの行動は想定内でした。
やはり人工哺育で育った彼女は、砥愛ちゃんのように小さいときから、柵越しにお父さんを間近に感じたり、
じゃれて触れ合ったりすることが無かった分、お父さんと仲良くなりきれてないところがあります。
成長してからは、柵越しにお父さんと触れ合うことはしていますが、柵があるので、それ以上は、威圧してこない攻撃してこないことがわかっているんです。
やはり、ゾウの中で自由奔放に育った砥愛ちゃんとは違います。

               



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媛ちゃんは人間の中で育ったことで、ゾウとして、これからも色んなことを乗りこえていかなければならないでしょう。
彼女に試練が訪れるたびに、人工哺育に踏み切ったことは間違いじゃなかったのかと自問することがあるんです。
でも、あの時は、母親から引き離さなければ、媛ちゃんの命を守れなかったですからね。

媛ちゃんがゾウのお母さんになる日まで、媛ちゃんを傍で見守りながら、そして、必要な時は突き離し、彼女自身がゾウとして体も心も大人になり、
そして、母親になったときが、人間のお母さんとしての私の役割が終わるときだと思っています。

        (取材・文 山岡ヒロミ)




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by taketoriouna | 2015-09-01 16:50 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)