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椎名キーパーにインタビュー アフリカゾウ家族の近況 (マルキーズ情報誌2017年7月号掲載)

アフリカゾウ家族の近況
   

椎名キーパーに最近の家族の様子をおうかがいしました。
  

六月一日、砥愛ちゃんが無事に四歳の誕生日を迎えることができました。

砥愛ちゃんは、たまに、お腹を壊すことはありますが、元気に育ってくれていると思います。

もう四歳ですから、親離れ子離れに向けて、リカお母さんと分離をして媛ちゃんと一緒にいる時間を少しずつ増やしているところです。

人工哺育で育った媛ちゃんに比べると、砥愛ちゃんは体も心もたくましいという感じですが、先日、ご飯に興味を示さなくなって、ぐったりしていたんです。

あの子が、二日間もご飯をあまり食べないなんてことは今までになかったですから、ちょっと心配しましたね。

動物園では、動物に異変があるとすぐに獣医が駆けつけ薬を処方したり痛み止めの注射をして対処できますから、その点は安心なんですが・・・。

自分たちが帰った後、お部屋でどんな様子なのか、痛がってないだろうかと、やはり気になります。

昨年のアフ君の事故があって以来、毎朝、ゾウ舎の扉を開けて元気な姿を確認しては、ホッとする毎日です。

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Q夕方、お部屋に戻ってからが長いですから、ご心配ですよね。朝、扉を開けた時は、ゾウさんたちはどんな感じなのですか? 
  

動物は凄いですよ。時計を持っているわけじゃないのに、時間がわかっているんでしょうね。

そろそろ飼育員が来る時間、足音で誰かもわかっている。扉を開けると、鼻を出して朝のご挨拶をしようと待っています。

夜は、三頭をフリーにして二部屋を自由に使ってもらっているのですが、リカさんと媛ちゃんはだいたいいつもの場所というのが決まっています。

砥愛ちゃんは、ちっちゃいウンチがあちこちに転がっているところを見ると、お母ちゃんのところに行ったり、

お姉ちゃんのところに行ったり、夜もフラフラと遊んでいるみたいです。

ウンチを投げて遊び壁じゅうにウンチが飛び散っていたりすると、朝から掃除が大変ですけど()
   
  

Qかわいいなあ。夜、どんなことをして過ごしているのか、観察してみたいですね。

ところで、運動場がアジアゾウ舎とつながって広くなったのに、上の運動場はまだ全然使ってないようですが・・・。
  

ゾウは大変警戒心が強い動物です。新しいこと、新しい場所、新しい人に慣れてもらうには、時間をかけなきゃいけないんです。

いくら高級なメロンでも、美味しい梨でも、食べたことのないものは食べようとしなかったでしょ。

用心深い動物なんです。根気強く、ゾウさんたちと付き合わなければならない。

好奇心旺盛、怖いもの知らずの砥愛ちゃんだけは、自分が階段の上から呼ぶと最初からスタスタと登ってきましたけどね()

今では、ひとりで階段踊り場まで登っています。もう少ししたら、上の運動場にも連れて行こうと思っています。

砂を入れて、砂浴び場にできたらいいかなと考えているんです。

リカさんと媛ちゃんはプール際の新しくコンクリートが打ちなおされたところでさえ踏もうとしませんでした。想定内でしたけどね。

ですから、時間をみつけては、一歩ずつ少しずつ上の段に登れるよう誘導訓練をしています。

階段が狭く、体が大きいリカさんと媛ちゃんは自分で方向転換ができないので、三段四段と登れてもそれ以上進めないと、バックで下りるしかないんです。

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先日、媛ちゃんは調子に乗って四段目まで登って来たけれど下りられなくなって半べそ状態になってしまい、

結局、階段途中で体を少しずつ回して下りさせたんですけど、それがどうもトラウマになったのか、最近は階段に近づこうとしなくなっています。

もう少し時間をかけて、ゆっくりと彼女の恐怖を取り除いてやらなければならないでしょうね。

こちらが焦ってはいけません。ゾウさんたちをよく観察しながら見極める。そうしないとストレスを与えることになりかねません。

ゾウさんのペースに合わせ、キーパーはうまくサポートしてやることが大切なんです。 

警戒心が強いのは人間に対しても同じです。動物たちは人間を見ています。

新しく担当になったキーパーが馴致をさせようとしても、ゾウは言うことを聞いてくれません。

号令をかけるときも、号令で動くということはある意味服従することですから、ゾウさんにもプライドがあるので、

初めから強い号令をゾウさんは好みません。

号令に反応しないのはその人の号令を聞いていない、その人をまだ認めていないということなのです。

焦っては却って逆効果です。時間をかけ、愛情をかけることで、ゾウさんに慣れてもらえる、認めてもらえるのです。

若いキーパーたちはゾウさんと過ごす時間をより多く持つことで、信頼関係が構築され、もっともっといい関係が結べるはずです。

ゾウさんにも感情があります。全てにおいて、一足飛びにできることなんてないのです。
  
  

Qそう言えば、先日、若い飼育員さんたちがトレーニングをしているところを見せてもらいました。

椎名さんの後継者ということで、彼らの中でも色いろと葛藤があるみたいですね。

ゾウさんたちのためにも、椎名さんのように家族として接してやりたい。しかし、人間の安全を考えると難しいって。

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ゾウさんをどうしたいのか?何のためのトレーニングなのか?そのイメージをキーパーがしっかり持っていることが大切です。

あとは、トレーニングの回数を重ね、トレーニングの意味をゾウに伝えていかなければなりません。

いくら、賢いゾウさんでも、私たちが思っていること伝えたいことを最初から理解するわけではありませんから、時間をかけ、

トレーニングの意味や内容を教えることが大事になってきます。

個体に合わせて、手法やご褒美として与えるエサの選定も必要です。それぞれ好物のエサが違います。

また、エサを与えるだけでなく、褒めてやる、体に触れてやる、個々のゾウさんによって嬉しいことが違ったりします。

ゾウさんたちも楽しみながらトレーニングできる状態までもっていけるといいですね。

ゾウの飼育は今でも直接飼育が一番いいと自分は思っていますが、組織で動いているので、そうもいきません。

何よりも人間の安全を最優先に考えないといけないですから、直接飼育を継続していく難しさはあります。

どこの動物園でもですが、事故が起きる可能性がある以上、準間接飼育というのが時代の流れになってきています。

特に媛ちゃんに関しては、自分がいなくなった後、直接飼育は難しいでしょうね。

だからと言って、いきなり間接飼育に切り替えるなんてことになったら、媛ちゃんはストレスを感じてしまいます。

直接飼育をしながら、準間接飼育に向けての準備を常日頃からやっていく必要があります。

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砥愛ちゃんは四歳になりましたが、信頼関係を構築するにはとても大事な時期です。

小さい頃のお付き合いの濃さによって、八歳、十歳、大人になってからのキーパーとの関係が違ってくると思っています。
小さい頃は、遊んでやることも必要です。もっと上手に砥愛ちゃんと付き合って、距離を縮めてくれたらいいのかなと思っています。

個々のゾウさんたちのより良いクオリティ・オブ・ライフのためにも、

それぞれのゾウをより安全にストレスを与えることなく取り扱える方法を確立させていかなければなりません。

そのために、若いキーパーたちは、動物に対してどれだけの時間とどれだけの愛情をかけてやれるかだと思うんですよ。

そして、知識と経験を積んでもらいたいですね。
  
  

Q「ガンバレ!若いキーパーさんたち」ですね。今日はありがとうございました。

          (取材・文 山岡ヒロミ)


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by taketoriouna | 2017-08-18 17:20 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

冷やし象始めたんですか?

アフお父さんが生きていた頃
猛暑の日、この札がぶら下がっていた。 
思い出すなあ。。。(-_-)

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アフ君のいる放飼場にはプールがないので、椎名キーパーはお客さんも巻き込んで、アフ君にホースのシャワーをかけてあげてたっけ。。。
少しでもゾウさん達に快適に過ごしてもらうために。

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そして、久しぶりに見た。 ここのホースを持った椎名キーパー


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『冷たい水をかけてあげるから、ほら!こっちにおいで。 おまえたちだって暑いよなあ。。。』
猛暑日、今日も松山は35℃以上。 木陰は少しは涼しいけれど、直射日光の下は耐えられません。
土曜日というのにお客さんはまばらです。 そりゃそうよね、こんな暑い真昼間に、動物園からは足が遠のくよね。夜ZOOに行くよね。




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さすがに、お部屋にも自由に入れるように、扉は開放されていたけれど。

ゾウさん達に申し訳ない気持ちでいっぱいになったおうなさん。
動物たちに愛ある動物園に! 動物の福祉を最優先に! と言い続けても、日除けさえ作ってあげることができてない。。。(-_-;)


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もっともっと多くの人にゾウさん達のこと知ってもらわなきゃ。応援してもらわなきゃ。
そして飼育員さんと一緒に作った家族の愛の姿を見てもらわなきゃ。

いつもどんなときも、ゾウの気持ちになっている飼育員さん。
人間が生きものを飼うのなら・・・ その生きものの気持ちをいつも考えてあげたいよね。
そして、なるべく快適に幸せに暮させてあげたい。 


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「媛ちゃん!もっとこっちに来て、いい表情を撮らせて~!」
とお思わず叫んだら、このポーズ。  違うんですけど💦 媛ちゃんなんですけど・・・
ちょっとイメージ崩さないでくださいよ。


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8月9日水曜日 午後10時50分  NHK総合
「アフリカゾウの家族をつくる 28年の記録」 飼育員とゾウ 絆のドキュメントが放送されます。お見逃しなく(*^^)v



それにしても、ゾウさんたちの表情は
とっても嬉しそう、とっても楽しそう、とっても気持ち良さそう でしょ(*^^)
How many いい顔♬ でしょ!でしょ!


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砥愛ちゃんは、あまりの気持ち良さに

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ひっくり返ってしまいました('◇')ゞ
「ちいくいんさ~ん お尻にもお腹にもお水かけてー!」

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by taketoriouna | 2017-08-07 12:11 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

スイカには目が無いの

夏に食べたいもの あっさりそうめん? さっぱり冷やし中華? 何故か!スープカレーも食べたいなあ。
でも、ゾウさんはやっぱりスイカでしょ(*^^)v 

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スイカを見ただけで、あまりの嬉しさで目が無くなってるゾウさんたち

「まだ~!待ってって言ってるでしょ。」
「ちいくいんさん とあたんにこっそりおっきい方をちょーだいね。」
「ダメだよ!ツバつけちゃ。」
「いやいや、鼻でちゅけど・・・('◇')」



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「お行儀の悪い子にはあげないよ!」
「だいじょうぶでーす。ほら!かんぺき」
待てのポーズもきまってます(*^^)v

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「あれれれ・・ お姉ちゃんのほうにおっきいスイカが置いてある。」
とあたん 狙ってます。

「キミのは、こっちだよ。」



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媛ちゃん!お人(ゾウ)好しだから、大丈夫かなあ。 砥愛ちゃんにおっきい方を食べられちゃうよ(><)

「準備はいいかい? では いただきます。」
「いただきまちゅでちゅ。」

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媛ちゃんもやるねえ! しっかり、鼻で防御してる。


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リカお母ちゃんには、まるまる1個。 ゆっくり、ひとりでいただいてください。
今日はいっぱいスイカのプレゼントもらったから・・・



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近いうちに、埼玉からスイカが届くって連絡があったよ。良かったね!


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by taketoriouna | 2017-08-03 10:08 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

リカお母ちゃんはちゅごい

ゾウさんたちの泳ぎでも撮りに行くか!と、動物園へ。

「椎名さ~ん!ゾウさんたちはプールには入らないんですかねえ? 暑いからかなあ。なんか、全然動きがなくて・・・」
さすがに、『面白くないなあ』なんてことは口が裂けても言いません(;^ω^)

「午前中入ったから、もう入らないかもね。」
「えーっ↘ そうなんですかー? せっかくきたのになあ~」

椎名キーパーの心の声を想像してみた。
『いつも来るのが遅いっちゅうねん。いい写真が撮りたいなら、朝イチから張り付いとけってなもんだ!』
と、そんなことをおっしゃりたいんじゃないのかなと。。。 あはは💦

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おうなさん、折角、重い腰を上げて来たんだから、1時間は頑張らないと・・・(-_-;)
あづいです。くらくらきてます。死にそうです。お客さんもまばらです。 でも、粘ります。

そんなおうなさんに心打たれたのか(^-^; 椎名キーパー 優しい💛
ホースのシャワーで水浴びシーンでも撮らせてやるか!って思ってくれたのかしら?

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すると、なんということでしょう!
砥愛ちゃんが一目散に走り出し、プールにダイブ(*^^)v

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「お姉ちゃん!気持ちいいでちゅよ~!。」
媛ちゃんもだーっしゅ=


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ホースのシャワーは呼び水だったのか・・・


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おおっ~ 気持ちよさそうじゃのお。
リカお母ちゃんはプールの上から子どもたちを見てるだけで、椎名キーパーにお水かけてってせがんでいる様子。
お母ちゃんは子どもたちのように弾けられないのかしらねえ。

「母の威厳を保たねば・・・」

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子どもたちはだんだんエスカレート 
テンション上がり、沈めやいっこしてる('◇')ゞ
たのしそうだにゃー(^^)

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きゃー! と・と・砥愛ちゃんが・・・
沈んで浮き上がって来ないじゃないですか!

椎名キーパーも心配そうに覗き込んだその時、後方から、猛ダッシュでお母ちゃんが・・・

「あんたたち!何やってんの!」
媛ちゃんビビりまくってる。

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砥愛たんはどこ???

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砥愛たん 浮上。。。(;^ω^)

肝を冷やしたおうなさん おかげで涼しくなりました(*^^)v  


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この後、お母ちゃんも水中でひと暴れ

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「さあ!もう終わりよ。出ますよ。」

『あらら。。わたくしとしたことが・・ うっかり羽目を外しちゃったわ💦』
一瞬で毅然とした態度になったお母ちゃん。 
クールなあなたも素敵よ💛

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「水遊びはおしまい。」
お母ちゃんは子どもたちをプールから押し出しました。

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リカさんがぶっ飛んで来たとき
その時、リカさんは向こうの運動場に行こうとしてたんです。
子どもたちの様子は見えてなかったと思うんだけど、凄いスピードで走って来て
おうなさんはまたもや茫然とただ見てるだけで、シャッターが切れなかった(><)

我が子の危険を察知する これぞ動物の感ってやつですか!





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by taketoriouna | 2017-07-30 09:14 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

椎名キーパーにインタビュー (マルキーズ情報誌2017年新春号掲載)

命と向き合う

   ~アフリカゾウの家族と共に~


山岡 2016年もあと残すところ二週間になりました。歳をとるほど涙もろくなるって言いますけど、
私は今年くらい泣いた1年はありませんでした。それも慟哭状態。
アフ君のことを思い出しては急に泣くもんですから、ちょっとおかしくなったんじゃないかって周りから思われていたようです。
椎名キーパーにとっては、どんな一年だったと言えますか?


椎名 そうですね。一言で言うなら・・・

やはり、波乱万丈かな。 

自分の入院、手術。退院後すぐにアフ君が逝ってしまい、肉体的にも精神的にもしんどい一年だったですね。

病気がわかったとき、まず、考えたのはゾウさんたちのことでした。
自分が現場を離れることになったら、ゾウさん達は大丈夫だろうか?自分は病気でどうなるかわからない。
医者は最悪のことも宣告するでしょ。手術後は、現場に出てゾウの世話をすることは無理かもしれないなんてことも言われましたからね。
少しでも手術を先延ばしして、やれることをすべてやっておこうかとか、色いろ考えましたね。
でも、おかげさんで、今こうして元気になりました。皆さんには、ご心配をおかけしました。

今年はゾウ舎のパドック拡張工事も決まっていましたから、いよいよ、とべ動物園がアフリカゾウの繁殖センター的役割を担う方向に進む予定だったんです。
他の動物園から雌ゾウを借りてきて、アフ君とのペアリングを考えていました。
しかし、アフ君があんなことになってしまったから、すべてが暗礁に乗り上げたかたちになりました。

やっと、あの子たちの傍に戻れて4日目の出来事でしたから、心も体もキツかったですね。

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やはり、この1年、アフ君を死なせてしまったことが一番悔しいです。
山岡さんみたいに人前でビービー泣いてはいませんが、自分だって、涙で枕を濡らす日々だったんですよ。() 

アフ君もリカさんも自分にとっては子どもみたいなものです。アフリカの孤児院からとべ動物園に来てくれたその日から、
28年間、自分の子どものように接してきました。
そんな我が子の命を守り切れなかった自分に腹立たしさを覚えることもありました。
でも、悲しんでも悔やんでも、もうアフ君は戻ってきませんからね。
でも、もし、アフ君を立ち上がらせることができたとしても、自由が利かない体になってしまっていたでしょう。
彼は死ぬまで苦しい思いをすることになったはずです。

自分たち飼育員は、担当動物の死にいつまでも感傷的になっているわけにはいかないんです。
今、目の前の生きている命に精一杯気持ちを注がなくてはならない。残された家族のことを一番に考えてやらなければならない。
彼女達の前で自分が沈んでいたのでは、それが伝わりますから。

飼育員の仕事をしていたら、死と何度も直面することになります。命を預かる、命と日々向き合う仕事である以上、仕方のない事です。
生と死は隣り合わせ、心の準備もできないうちに、死は突然訪れることもあります。
ですから、生きている目の前の命にいつも真剣に精一杯のことをしてあげる。
ご飯を与え部屋を清潔に保ち馴致訓練をし、時々は遊んでやり、毎日、同じことの繰り返しの中でも、
あの子達は今、何を望んでいるのか何に不満があるのかを推し量り、そして、少しの変化も見逃さないように見ていてあげることの大切さを、
あらためて痛感しました。

アフ君といた28年間で、自分は飼育員として色んなことを勉強させてもらいました。
今となっては、アフ君には感謝しかないですね。とべに来てくれてありがとう。一緒に歩ませてくれてありがとう。
そして、素晴らしい家族を作ってくれてありがとうと、いつもそう思っています。


山岡 私も、尊い命を間近に感じさせてもらい、泣いたり笑ったり感動をありがとうという気持ちでいっぱいです。

ゾウは感情豊かな動物だとは聞いていましたが、父親(仲間)の死をあのように悲しみ沈み込む家族の姿を見て、
アフお父さんの存在の大きさを実感すると同時に、家族愛に心が打たれました。
ゾウという動物の素晴らしさを、ますます多くの方にお伝えしたいと思いました。
そして、椎名さんがここまで共に作ってこられたアフリカゾウの家族、アフ、リカ、媛、砥夢、砥愛、それぞれと心を通わせ、
どのような思いでお世話をしてこられたのかを伝えていきたいですね。
とべのゾウさんたちのためにも、飼育員になりたいという子どもたちに知ってもらいたいなあと思います。

椎名さんがレジェンドと呼ばれる存在になったのは、飼育技術はもちろんですが、根底にゾウに対する思い、
命を預かるという重みを知っているからこそ、人一倍努力もされてきたのだろうと私は感じているんです。

11月にはアフリカに行かれましたよね。アフ君の遺灰を持って行かれたそうですが。アフリカでの話をお聞かせいただけますか?

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椎名 モザンビークに行ってきました。以前からお付き合いのあったNPOの方がモザンビークのある村の支援活動をされていて、
その村でも、野生ゾウと人間の共生が問題になっているらしいのです。
自分が少しでもゾウの生態や習性、共に暮らすためのアドバイスができればと思い、
そして、アフ君を故郷のアフリカの地に帰してやりたい、アフリカに連れていってやりたいという思いがあって、その方の渡航に合わせて行ってきました。

 自分はアフ君から色んなことを学ばせてもらいました。
アフ君が亡くなった後、自分に何ができるか、何をすることが一番の恩返しになるのかを考えると、
残された家族が幸せに暮せるよう精一杯お世話をしてやることは当然なのですが、
亡くなったアフ君に対して、せめて亡骸の一部だけでも生まれ故郷に帰してやりたかったんです。

村の村長さんが祈祷をして、アフ君の遺灰を村の公民館建設予定地のカシューナッツの木の根元に埋めてくださいました。

そこだったら、アフ君がひとりぼっちになることがなく寂しくないだろうということでね。

自分が日本に帰った後、ゾウの群れがその木の近くまでやって来たと聞きました。アフ君の弔いに来たのだろうと・・・。
これで、ゾウたちが村を荒らしに来ることも無くなるだろうと村長さんが言われていたそうです。それを聞いて、なんか嬉しかったですね。


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山岡 アフ君のお墓に野生のゾウが弔いに来てくれたなんて、また、泣けてきそうです。
アフ君、おかえり、よく頑張ったねって言いに来てくれたに違いないです。

ところで、椎名さんは現地の野生ゾウには会えたんですか?私も一度はアフリカに行ってゾウの群れを見てみたいと思っているんです。
あの子達と同じように優しい目をしているのかなあ。


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椎名 そんなに近くで見ることはできませんよ。() 2日間で三つの群れを見ましたが、100メートルは離れていたと思います。

ただ、山岡さんのように、ゾウが好きというだけなら、アフリカで野生ゾウの群れを見て感動して帰ってくるのでしょうけど。
自分は野生ゾウを見るよりは、ヨーロッパとか外国の動物園を見るほうが、自分のためにもなり、ゾウたちのためにもなると思っているんです。
どのような環境下でどのような飼育をしているのか、どのように信頼関係を築きゾウと接しているのか、
全てがいいとは思わないでしょうが、真似るべきことがあれば、ここで生かしていきたいと思うんです。

飼育下のゾウは限られた空間の中でしか暮らすことができません。
野生の暮しと比較したら、それはかなりのストレスになっているでしょう。
そのマイナス要素を補えるだけのソフト面での最高のサポートをしてやりたいんです。
ハード面は自分たちではそう簡単に変えることはできません。
せめて、ソフト面では現状維持ではなく、今以上に何かしてあげられることはないか、常に考えています。


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自分は退職するその日まで、飼育技術を向上させる努力が必要だと思っています。ここまでやればOK!そんなもんじゃない。
ゾウさんたちはそれぞれが違う性格で感情があるんです。心も体も成長している生きた命です。
動物園にいてくれている動物たちに感謝する気持ちがあれば、当然のことだと思うんですよ。

山岡 椎名さんはさすがレジェンドだわ。
ところで、椎名さんがモザンビークに行ってらっしゃるときに、媛ちゃんが10歳のお誕生日を迎えましたが、
傍に居られなくて残念でしたね。

3頭目にしてやっと元気な赤ちゃん、媛ちゃんが生まれてから10年という節目を迎えた今、特別な思いがあればお聞かせください。

椎名 傍に居ようが遠くに居ようが、気持ちはいつも彼女に向けていますから()
10年と思うと長いように感じますが、色んなことがあり過ぎて、この10年はあっという間に過ぎたという感じです。

人工哺育は手探り状態で毎日無我夢中だったし、砥夢くんが生まれ、砥夢くんとの別れがあり、砥愛ちゃんが生まれ、気がついたら10年ですよ。
媛ちゃんは弟や妹と一緒に暮らすことで、人間に育てられたひとりぼっちのゾウさんから、ゾウの家族の一員になってくれました。
リカさんは子育てできない母ゾウから、立派なゾウのお母さんになってくれました。
ゾウの家族を一緒に作りながら、自分自身も成長させてもらった10年でしたね。

これからは、少しずつ若い子たちに現場を任せていかなければならない立場ですが、若い子達の作業を見守りながら、
気持ちは今まで以上にゾウさんたちに向けてやりたいと思っています。
リカさんは自分の子ども、媛ちゃんや砥愛ちゃんも自分の中では子どもなんです。自分の大切な一部ですよね。



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山岡 今日は感動的なお話をありがとうございました。
椎名さんの命と向き合う仕事の心構えやゾウさんに対する愛情が、あの子達家族に伝わっているから、
ここまでの信頼関係ができているんだと思いました。
今、飼育員になりたいという夢を持った子どもがたくさんいます。
ゾウさんのために努力を惜しまない椎名さんの背中を子どもたちに見せ続けてください。
そして、これからは、少しはご自分のお体のことも大切に思ってくださいね。それがゾウさんたちのためでもあるわけですから。
来年も益々のご活躍を期待しております。ありがとうございました。 

                                        (取材・文 山岡ヒロミ)


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by taketoriouna | 2017-07-04 09:33 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

美味しいものいっぱい

これからの季節、ゾウさんたちの大好物が旬を迎えますねえ(*^^)v
今日もゾウさん宛てに美味しいものが届いてました。
おうなさんは間引きしたミニコーン(;^ω^)を持っていそいそと動物園に行ったけど。 しょぼいです(><)。。。

媛ちゃんがひとりで自分の世界に浸ってると
どデカスイカを抱えた椎名キーパーが・・・
媛ちゃん!嬉しいねえ。いつもなら、お母ちゃんに奪われちゃうもんね。
お母ちゃんと砥愛ちゃんはあっちに居るから、見つからないように、今のうちだよ。


「媛ちゃん、大きなスイカだよ。ひとりで食べていいからね。」

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すると、匂いを嗅ぎつけたリカさんが
「やべっ おかあちゃまが来た!」
気配を感じた媛ちゃん、焦る焦る!


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スイカの食べ方も、それぞれ個性があって
砥愛ちゃんなら、ここでドリブルで逃げる。 リカお母さんは、ひょいと鼻で掴んで・・・
媛ちゃんはというと・・・抱え込み技

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ちょっと大きいよ!媛ちゃん、大丈夫なん?

あ~ 後ろには砥愛ちゃんの影も💦
媛ちゃん どうする? もう必死です。


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どうにか、鼻で抱え込んだ媛ちゃん 

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見よ このドヤ顔(*^^)

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「椎名お母ちゃん 見て見て!」
「でかした!媛ちゃん💛」
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鼻の上に上手に載せて、半分ずつお召し上がり

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マジで媛ちゃんがぜ~んぶ食べちゃいました。
スイカはみんなの大好物だからなあ。。。 そうなると、リカさんと砥愛ちゃんがちょっと可哀想です。
甘い匂いと欠片だけ拾って食べてるふたりが不憫

そう思っていたら、ふたりにはメロンを半分に切って、椎名キーパーが出てこられました。
優しいねえ。。。

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それぞれ、お口の中に入れてもらって。。
良かったね(*^^)v

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砥愛ちゃんのこの顔見たら、スイカかメロンを持って行くぞと心に誓ったおうなさんでしたが。

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「君たち!美味しいもの好きなものばかり食べてちゃダメですよ。ミニコーンも食べてね~」




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by taketoriouna | 2017-06-16 17:19 | アフリカゾウ家族 | Comments(2)

ポンポンが痛いの。。。

10日ほど前のこと。。。

その2日前から砥愛ちゃんの調子が悪いとは聞いてはいたものの。。。
お昼過ぎに動物園着いてゾウ舎に向かうと、砥愛ちゃんが(><)


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どしたん?砥愛ちゃん!陽射しがギラギラの中でぐったり。リカお母さんと媛ちゃんが心配そうに傍でじっとしています。
こりゃ、ただ事でないとおうなさんはアタフタ
昼休みで、誰もいない。。。
「砥愛ちゃ~ん。大丈夫なの?」
薄目を開けてこちらをチラッと見てまた目を閉じる。
おうなさんは泣きそうになって、ただ、行ったり来たり。



13時 ガバっと起き上がったと思ったら、お母ちゃんたちと一緒にスタスタスタと調理場の入り口に並び。。。
ありゃ! 元気なん?
すると、中から、スイカを抱えた椎名キーパーが出てこられた。
あやつら凄すぎ。もうすぐ美味しいものが出てくるのがわかってるんだ。

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調子が悪かった砥愛ちゃんの目の前にスイカがひとつ
いつものドリブルです。
お母ちゃんやお姉ちゃんに取られまいとドリブルでスイカを転がし、ぐしゃり(><) 

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どうもお腹が空き過ぎて力が出なかっただけみたい。。。
「椎名さ~ん!砥愛ちゃんは大丈夫なんですか~?」大声で叫ぶ。
「はい。なんとか(^-^;」


北本キーパーによると、2日前から目の前にご飯を持ってっても食べようとしなかったらしい。
ずっと、横になっていたみたい。 
椎名キーパーがお休みだったし、砥愛ちゃんがご飯に興味を示さないなんて・・・(-_-;) 北本キーパー 心配しただろうなあ。


「ほら お腹の骨が浮き出てるでしょ!」と、椎名キーパー。
一日に何十キロも食べるゾウさんが2日食べれなかっただけで、こんなになるん(><)?


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バーをまたぐのも、しんどそう💦 よっこいしょ よっこらしょ
バーの上にお腹を載せてひとやすみです。


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いつもなら、ひょひょいとバーをまたいでるもんね(-_-;)
ほら!こんな調子で・・・

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ポンポン痛くて大好きなご飯も食べられなかったんだね。
投薬とお注射してもらって、痛みはなくなったのかな。。。
でも、体力が・・・って感じですかね。

砥愛ちゃん、以前、運動場の砂を食べ過ぎてポンポン痛くなった時、
椎名キーパーが傍でずっとお腹をさすってくれたんだよね。リカお母ちゃんも傍でずっと佇んで心配してた。
今回は椎名キーパーがお休みだったから、不安だったでしょうね。


この日、砥愛ちゃんに寄り添って体をさすりながら、何かお話をされていました。

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おうなさんの想像ですが。
「おチビちゃん、早く元気になってくれよ! おじさんお休みだったから、傍にいてあげられなくて、ごめんね。 
お腹痛かったね~。しんどかったね~。」
きっと、こんな言葉をかけていらしたんじゃないかしら。
椎名キーパーがゾウさんたちとどんなお話してるのか知りたいよねえ~

その後だんだん回復して元気になっていく砥愛ちゃん
いつものようにバケツに鼻を突っ込んでご飯食べてました(*^^)v

いつもなら、お行儀悪い事してたら、椎名キーパーの「こりゃー」が聞こえるのに、この日は
病み上がりの砥愛ちゃんに優しかった気がする(*^^)
おうなさんも子どもの頃、熱出した時にはお母ちゃんが優しかったにゃ~('◇')ゞ

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ご飯食べて体力回復か???(;^ω^)
スイッチが入った砥愛ちゃんは、いつものテンションに戻りましたとさ。

やっぱり、しおらしい砥愛ちゃんより、はちゃめちゃ砥愛ちゃんでなっくっちゃね!


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この日、隣で様子を見ていたおばさんは
二日前、ぐったり横なってご飯も食べようとしない砥愛ちゃんを見かけてから、心配で心配で
昨日もそして今日も、朝も昼からも様子を見に来られたのだとか・・・

愛されています。ゾウさん達はみんなに愛されてて
健やかに元気に育ってくれることをみんなが願っているんですね。

砥愛ちゃん あと数日で4歳になります。




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by taketoriouna | 2017-05-28 23:06 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

砥愛ちゃんの牙の治療と媛ちゃんの大暴走 因果関係ありですか?

「パオーン」「バシャバシャ」「ピシャ」
ちょっと珈琲タイムと思い建物の中に入った途端、パドックで叫び声と水しぶき、それに何の音?
さっきまで穏やかだったのに、いったい何が起こったの?


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慌てて見に行くと、媛ちゃん大暴走
媛ちゃん!どしたん? リカおかあちゃまは至って冷静。。。 でも、砥愛ちゃんが居ない。


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この時、砥愛ちゃんは牙の治療中だったんです。
最近は砥愛ちゃんの牙治療中でも、穏やかだったのに!おかしいな~。

先日、取材で牙の治療を見させてもらったばっかりのおうなさんの推測によりますと。。。

もしかして・・・ もしかして、媛ちゃんは見ちゃった?
椎名キーパーが砥愛ちゃんに寄り添ってフーフーしてるところ(;^ω^)
媛ちゃんは飼育員さんにフーフーしてもらうのが大好きなんだもんね。
媛ちゃん! やきもち妬いてる?

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媛ちゃんが好きなのは、鼻フーフーですけどね。。。
これは、磨り減って凹んだ牙にレジンを詰めてフーフーして乾かしてるんです。

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砥愛ちゃん!いい子だね~。 いい子にしてるね~。


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では、媛ちゃんのアピールをコマ送りで・・・
「やだやだ~ 媛ちゃんもフーフーしてほしい!」

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鼻で振り回しているのは消防用ホース 「ピシッ ピシャ」壁に叩きつける音だったんです。

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媛ちゃん! 砥愛ちゃんの治療が終わったら、椎名キーパーは出てきてくれるからね(^^)


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媛ちゃんも砥愛ちゃんも毎日を楽しく過ごしてくれることを何よりも願っています。


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by taketoriouna | 2017-05-22 21:43 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

何も怖くないよ。。。

アジアゾウ舎の運動場がつながって1ヵ月半
ゾウさんとのふれあいゾーンもできて、ここに3頭が並ぶ日がとっても楽しみ💛

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用心深く慎重なゾウさんたち。
ふれあいゾーンに3頭が並ぶのは、まだちょっと先になるのかな。。。?

4月中旬、椎名キーパーが言われていた通り、好奇心旺盛な砥愛ちゃん以外は、新しいものに近づこうともしなかったんです。
コンクリートが新しく打たれた部分にさえ足を踏み入れなかったリカさんと媛ちゃん。

椎名キーパーがご飯で誘っても・・・(;^ω^)
「何も怖がらなくていいんだよ。。」

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フラフラと着いてくるのは砥愛ちゃんだけ。

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リカさんと媛ちゃんは、そこから一歩が踏み出せないのでした(-_-)

来る日も来る日もゾウさん達を誘う椎名キーパー ⇐ これはちとオーバートーク
時間を見つけては、誘ってた椎名キーパー


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中段で引き返していた砥愛ちゃんは、気づいたら、あっという間に踊り場までスイスイ
さすが砥愛お嬢ちゃまです。怖いもの知らず💦

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椎名キーパーが横で草引きしていたら、少しでも傍に行こうとする砥愛ちゃん。
バーくぐりの名人砥愛ちゃんなら、ここを潜って出て来そうに見えますが(;´・ω・)
段差があるから無理か・・・💦


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リカお母ちゃんの心配をよそに、砥愛ちゃんはいつもこの調子。

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そして、一歩ずつ、少しづつ、階段に慣れていったリカさんは
2段目、3段目に前足を載せれるようになりました。

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媛ちゃんだけだぞ! ガンバレ

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次に見た時も、媛ちゃんは・・・

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椎名キーパー しかたなくご褒美を媛ちゃんにも。優しいなあ(^^)

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そして、日々の鍛錬の成果。 リカさんも中段まで登れるようになりました。
で、媛ちゃんの個人レッスンのため、運動場が仕切られ・・・
「お姉ちゃ~ん ずるーい(><) 砥愛たんもそっちに行きたいよ~!」

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「媛ちゃん!怖がらなくていいんだよ。ゆっくりでいいから、おいで。。。」
椎名キーパーは階段に座り込んで根気強く、媛ちゃんを誘っていました。


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腰が引けてる媛ちゃん 素晴らしい伸びの姿勢。ストレッチですか~? この体勢もしんどいはずですが。

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ガンバレ! 媛ちゃん💛

この後、媛ちゃんは4段目まで登って来たものの、それ以上進めない降りられないで、4本足を4段目に載せて泣きべそかいていたんだそうです。
階段が狭いから、砥愛ちゃんくらいしか、途中で方向転換できないんです。バックで下りるしかないみたい(-_-;)

この日は狭い中、ちょっとずつ体を回して方向転換させ、ゆっくり階段を下りたそうな。。。



それにしても砥愛ちゃん! 
君には怖いもの怖いことなんてないんだろうね~! 椎名キーパーが怖いくらいかしら(;^ω^) でも、だいしゅきなんだよね💛

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「おかあしゃんも来て来て~」

30年間、アフリカゾウ舎のパドックから一歩も外に出たことがないリカさんにとって、
動物園の中という、毎日決まった日常を送ってきたリカさんにとって、
新しいこと、新しい場所は不安なんだろうなあと思うと・・・ 
なんだか悲しくなってくるおうなさんでした。

階段を登った先には、また違う世界があるよ。。。 違う世界が見えるよ。。。

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by taketoriouna | 2017-05-14 22:17 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)

砥愛たんは忙しいんでしゅ

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『おかあしゃんはあっち、お姉ちゃんはこっち
お姉ちゃんはひとりになりたいときもあるのかな。。。 思春期ってやつかしら💦
おかあしゃんにもスリスリしてあげたいし、媛お姉ちゃんとも遊んであげなきゃ! 砥愛たんは大変なんでしゅ。
少しは砥愛たんの身にもなってくだちゃい。』

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「よいしょっと。。。」
この狭いバーの間を通るのも大変。

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おお~っ! さすが若いね~! 股関節が柔らかい。

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運動場の真ん中のバーが下ろされ、リカお母さんと媛ちゃんが別々の放飼場に居ることが多くなってるんです。

砥愛たんは、あっちに行ったりこっちに来たり。
媛お姉ちゃんと遊んでいても、お母さんの方にご飯が出されたら、大急ぎで食べにいってるし。
お母さんの方でつまんなくなったら、お姉ちゃんに絡みに来てるし。
向こうに飼育員さんを見つけたら、飛んでってるし。
砥愛ちゃんは広くなった放飼場をあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。


それに比べて媛ちゃんは、決して向こうに行こうとしません。


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お母さんが入って来そうになると、こんなことも・・
「来ちゃ、だめ~!」 通せんぼしてんのかなぁ。。。
媛ちゃんは難しいお年頃? 人間と同じように反抗期とかあるのかしら・・・?


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それにしても、この子は一日で何往復してるんだろ・・・(;^ω^)


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子どもの日で大賑わいの動物園。砥愛ちゃんのバー潜り抜けに「かわいい💛」の連発でした。


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「家族の軌跡」看板を熱心に読んでくださっている方が何人もいらっしゃいました。
かわいい!だけでなく、この家族の物語を知って帰ってくださいね~!

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by taketoriouna | 2017-05-08 00:07 | アフリカゾウ家族 | Comments(0)