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いきものがたり

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2014年 12月 02日

ボクらはみんな生きている♬

やなせたかし作詞の「手のひらを太陽に」って、知らない人はいないと思います。
最近の小学校で歌っているのかどうかは知らないけれど、おうなさんが子どもの頃には、よくみんなで合唱してました。
大好きだったな~この歌。

「ボクらはみんな生きている 生きているから歌うんだ
 ・・・・・・・・
 ミミズだって オケラだって アメンボだって
 みんなみんな生きているんだ 友だちなんだ」

そうだよ~ みんな生きているんだよ~ 友だちなんでしょー
なんで、ゾウさんを殺しちゃうの~?
って、おうなが1年生くらいだったら、泣き叫んで訴えているでしょうねー。


ときどき地元新聞でアフリカゾウのことが特集されているんです。
この前も「アフリカゾウ絶滅危惧」という見出しで、象牙密輸、消費国の責任とは・・・という記事が掲載されていました。

現在、約15分に1頭が密猟で殺されているそうです。
高級品・贅沢品とされる象牙の主な消費国はアジア諸国、日本も例外ではありません。


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牙は1キロ3千ドルの高値で取引され、象牙市場は国際的な犯罪組織に牛耳られ、イスラム過激派グループなどのテロ組織の資金としても利用されているそうです。
そのような資金に利用するために、どれだけのアフリカゾウが牙だけのために殺されているのか!
アフ君やリカさんの家族もその標的になったのかもしれないのです。


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自然に対して傲慢になり過ぎた人間のひとりとして、他の命のために何かしたいと思い、始めた「かぐや媛」の活動ですが、
このような記事を目の当たりにするたびに、軸をブレさせてはいけないと身が引き締まる思いです。
楽しいイベント活動になってしまってはいけない。かぐや媛がアフリカゾウ家族を通して伝えたいことを曖昧にしてはいけない。

平和ボケになっている日本人。
遠い国の出来事ではないのです。まずは関心をもつこと、知ることがとても大切です。そして、自分で考え行動する。


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とべに暮らすアフリカゾウ家族の向こう側にあるメッセージ。
人間がしていること、またしてきたことによって、どれだけの尊い命が失われているのか。
命の重みを感じて欲しい。 


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この愛に溢れたゾウ一家の姿から、野生アフリカゾウの姿までも想像して欲しいのです。
目の前で親や家族を人間によって無残に殺された子ゾウ、家族がバラバラになってしまったアフリカゾウを想像して欲しいのです。

アフリカに行って、この子たちを守ることができないおうなさんは、せめて、とべ動物園にいるゾウの家族を幸せに暮らさせて欲しい。そう願うのです。

そして、日本人ももっともっと環境破壊や地球に共に暮らす命について、深く考える必要があるし、声を上げなければいけないと思うのですが・・・

地球上では人間が野生動物の生息地まで入り込み森林を伐採して、動物たちは行き場所がなくなっているのです。
食べるものが無くなった動物たちはやむなく農地を荒らし、そして、害獣扱いされて殺される。
日本の里山にいるイノシシだってシカだって同じですよね。
人間が山に手を入れなくなってしまい山は荒れ下草が育たなくなり、食べるものが無くなっちゃったから、農作物を食べに来てる。
そりゃ~!ゾウさんに食べてもらおうと一生懸命作ったさつま芋をイノシシに食べられたら、私だってショックだけど・・・

その原因をつくってきたのは人間なんだから。



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人が生きる権利と動物が生きる権利の違いってなんですか。。。 いのちの尊厳は動物には当てはまらないのでしょうか! 
 う~ん難しい
人間と動物が共に幸せに暮らせる未来は いつになったら訪れるのでしょう。 
高値がつくという理由だけで、象牙だけのために殺されるゾウ。悲し過ぎます!
ボクらはみんな生きているんです。真っ赤に流れる血潮がゾウさんにもあるんだよ~


きっと神様は、人間が人間以外の生き物の命を奪うことが許されるのは、生きていくのに必要なときだけだと言われると思うのです。
でもきっと、生きていくのに必要だから・・・って、人間は答えるんでしょうかねー。



by taketoriouna | 2014-12-02 20:56 | おうなの日記


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